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こだわり旬の旅

【新潟&山形】天井から鮭、鮭、鮭!鮭食文化の町・村上で江戸にタイムスリップ

[ 2019年12月1日 13:58 ]

1000匹の鮭が天井から吊されるきっかわの店内
Photo By スポニチ

 海里が走る沿線でぜひ立ち寄りたいのが、三面(みおもて)川の鮭漁で知られ、100種類もの鮭料理が伝わる鮭食文化の町、村上市。村上駅から8分も歩けば伝統的な家屋が住宅や商店として点在。町人町から寺町を結ぶ黒塀通りもあり、江戸時代や明治時代にタイムスリップしたような感じだ。中でも、大きなのれんの「鮭」の墨文字が印象的な味どころ「きっかわ」はその代表的存在。1626年(寛永3)創業、築130年の有形文化財の建物内では塩引き鮭や鮭の塩びたしなどを製造販売。約1000匹の鮭が天井から吊されているサマは圧巻だ。

 歩いて数分先にある同じく有形文化財の「井筒屋」はきっかわの鮭料理の店で、江戸中期に俳人・松尾芭蕉が2泊したという旅籠の風情を今も残す。町屋めぐりを楽しみながら鮭料理に舌鼓。これぞ極上のガストロノミーといえるかも。問い合わせは同市観光協会=(電)0254(53)2258。

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