こだわり旬の旅

【奈良・橿原市】眼差しは1400年前のまま…移り変わる時を見つめ続けた「飛鳥大仏」

[ 2019年11月2日 15:58 ]

日本初の本格的仏教寺院・飛鳥寺の飛鳥大仏。日本最古の仏像だ
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 橿原神宮がある久米町の隣、明日香村の「飛鳥寺」は596年、女帝・推古天皇の時代に、豪族・蘇我馬子が建立した日本初の本格的な仏教寺院。当時は現在の20倍、東京ドーム1・5個分の広さで、五重塔を中心に東、西、北の三方に金堂を配し、外側には回廊がめぐらされた壮大な伽藍だったという。本尊は「飛鳥大仏」として知られる高さ約3メートルの釈迦如来像。609年、銅15トン、黄金30キログラムを用いて造られた、現存する日本最古の仏像だ。鎌倉時代の火災で全身を罹災(りさい)したが、顔と右手の大半は造立当時のままで、面長でアーモンド形の目元に飛鳥彫刻の特徴が見られるという。

 この寺を中心に天皇の住居が置かれ、日本初の首都として約100年にわたり、飛鳥時代として飛鳥文化が繁栄。文明国家・日本の原点ともいえる寺院だけに、一度は訪れたい。橿原神宮前駅からバスで約17分。拝観料350円。(電)0744(54)2126。

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