こだわり旬の旅

【静岡市】慶喜の庭を見ながら…お茶を飲んで育った「TEA豚」を味わう

[ 2017年9月2日 20:02 ]

美しい庭園が魅力の浮月楼。ありし日の徳川慶喜がしのばれる
Photo By スポニチ

 家康から数えて15代目の将軍・徳川慶喜。大政奉還を行い新時代の扉を開いた人物だが、その慶喜は1869年(明2)〜88年、静岡市に在住。屋敷(大火などで焼失)があった場所で91年創業した料亭「浮月楼」で昼食を取った。食べたのは同市の北川牧場で静岡産のお茶を“飲み水”として与えて飼育している同市唯一のブランド豚「TEA豚(ティーとん)」の塩焼き(1650円)。ごまダレで味わったが、軟らかい肉質で、脂身もあっさりしてまろやか。眼前には慶喜が京都の庭師・小川治兵衛に造らせた「東海の名園」と呼ばれる約7000平方メートルの庭園が広がり、まるで殿様気分。優雅なランチタイムとなった。

 食後はこの庭園を散策したり、館内に展示された慶喜が乗っていたものと同型の自転車や直筆の書、絵画、写真などを見学。自転車は当時の日本に数台しかなく、慶喜はこれに乗って市街地を走行。そんな自由闊達な慶喜のことを市民は親しみを込め今でも「けいきさん」と呼んでいるとか。明治維新という激動の時代を生きた男の意外な一面を見た気がした。静岡駅から徒歩3分。(電)054(252)0131。

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