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こだわり旬の旅

【京都&大阪】赤レンガ倉庫の中は…マニア垂ぜんクラシックカーずらり

[ 2017年8月3日 18:31 ]

ロンドンやニューヨークを感じさせる「ジーライオンミュージアム」。クラシックカーは外にも
Photo By スポニチ

 大阪でも新発見があった。地下鉄中央線大阪港駅から徒歩5分の大阪築港に2年前オープンした「GLION MUSEUM(ジーライオンミュージアム)」(入場料800円)=(電)06(6573)3006。築90年以上の赤レンガ倉庫をリノベーションしたクラシックカーの博物館で、往時の英ロンドンや米ニューヨークの路地裏を再現。異国の風景が広がる。

 輸入車や国産車などのディーラーであるジーライオン(本社兵庫県)が大阪市が管理する土地と建物を有効利用したもので、保有する200台以上の内外のクラシックカーの中から、庫内を中心に常時50台を展示。30年製MGMタイプダブルトゥエルヴやクライスラーニューヨーカー、29年から現行車までのロールスロイス、そして70年製マツダコスモスポーツ、トヨタ2000GTなど往年の名車がズラリ。販売用の50〜90年代の車両、ヴィンテージバイクを含めすべて運転可能な動態保存というから驚きだ。

 車だけではない。倉庫の一つは「ジーライオンステーキハウス」=(電)同3100=で米ハワイの名門「ハイズ・ステーキハウス」の姉妹店になっており、最高級USDAプライムビーフの熟成肉を独自の熾火(おきび=赤く熱した炭火)で焼き上げたステーキは絶品(客単価1万5000円)。高級スーツに身を固めた男女に迎えられて入る店内は欧州の趣と米国のスタイリッシュさが融合された感じで、まるで映画のワンシーンを見ているようだ。

 もちろん、一角には大衆的な「カフェ1923」(同850円)=(電)同3110=もあり、ランチやひと休みに最適。クラシックカーファンならずとも“一訪”の価値はありそうだ。

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