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こだわり旬の旅

【富山・石川・福井】寿司職人がおもてなし にぎりたての味に舌鼓

[ 2017年2月5日 05:30 ]

べるもんたの車内では寿司職人による寿司の提供も
Photo By スポニチ

 美食の後は富山県のJR氷見線新高岡―氷見駅間、同城端(じょうはな)線高岡―城端駅間をそれぞれ土、日曜に2往復する観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(仏語で“美しい山と海”の意味)の城端線に乗った。1両編成ながら車内には沿線の伝統工芸品の「井波彫刻」8作品を展示したり、「高岡銅器」をイメージする銅箔と沿線4都市を代表する図柄で装飾した吊革を取り付けるなどして、ギャラリーのような空間を設定。額縁風にデザインされた窓枠は最大幅2・52メートルあり、雄大な立山連峰などの車窓をダイナミックに楽しめる。

 それだけではない。後部には寿司コーナーが設けられていて寿司職人が乗っており、富山湾の新鮮な海の幸を握った寿司5貫に氷見はとむぎ茶が付いた「ぷち富山湾鮨セット」(税込2000円)を提供。飲み比べセット(沿線の地酒3種類で1500円)などの日本酒も味わえ、食のおもてなしも十分だ。

 城端駅(南砺市)到着後は、ユネスコ無形文化遺産に登録されたばかりの「城端神明宮祭の曳山行事」(毎年5月4、5日開催の城端曳山祭)の曳山や傘鉾などを展示する「城端曳山会館」(入館料510円)を見学。高岡市でも同遺産に登録された「高岡御車山祭」(毎年5月1日開催)の高揚感が味わえる「高岡御車山会館」(同300円)を訪ねたが、いずれ違わぬ勇壮、華麗さに圧倒されるばかりだった。

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