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太陽カンカンで“照りゴチ”ガンガン 筆者50センチアップ含む計7匹!! 茨城県・鹿嶋沖

[ 2024年8月8日 04:30 ]

那珂川さんは鋭い反応で船中1号の“照りゴチ”をヒット
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】今が旬のマゴチの食いが上向き始めた。太陽がカンカン照りになるほど、活性が上がるといわれており通称“照りゴチ”。攻撃的なアタックから即合わせで楽しめる夏魚を狙いに、茨城県鹿嶋沖に繰り出した。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「太陽が照り付ける日によく釣れています。今日もお天気になりそうだから期待できそうですね」と、清栄丸の女将・山本栄子さんが受付でにこやかに出迎えてくれた。午前5時に出船。10分ほど走り、カシマサッカースタジアムが望める水深6メートルのポイントに到着した。

 かじを握る小田桐英仁船長に釣り方の基本を尋ねると「ジグヘッドは30グラムからスタートして、潮が速ければ重い物に替えてください。ワームはオレンジ系とグリーン系へのヒットが多いですね。アクションはリフト&フォールを中心に、時々ただ巻きなども試してみてください」とアドバイス。さらに「周囲が明るくなる午前6時ごろから、魚が動きますよ」と丁寧に教えてくれた。

 予告ドンピシャで、突然当たりがやってきた。鋭い反応を見せた茨城県龍ケ崎市・中川幸士さん(50=会社員)は「海底の起伏をトレースするよう、丁寧な誘いを心がけたところヒットしました」と船中第1号をゲット。釣りは「淡水、海水、餌、ルアー問わずなんでもこなします」とニッコリ。

 筆者はエコギア「スイミングテンヤ」30グラム+同「バグアンツ」4インチ、カラーはホットオレンジフラッシュの組み合わせをチョイスして、アンダースローでフルキャスト。仕掛けが着底したら1メートルほどシャクリ上げ、フォールさせる時には確実に海底を感じるように落とすという誘いを繰り返していると「コン、コン」と筆者のロッドにも魚がアタックする感触が伝わった。間髪入れずに鋭い合わせを入れると「ガツン」。フッキングに成功し、上がってきたのは48センチだった。

 ルアーマゴチ初挑戦という栃木県小山市の須永力一さん(35=自動車販売業)は良型を追加し「アクションを付けたり、いろいろと誘いを試してみましたが、ただ巻きに反応が良かった感じがします。ヒットした時の手応えが面白いですね」と興奮気味。この釣りは2度目の東京都世田谷区・芳山泰久さん(56=会社役員)は「前回覚えた強い引きが忘れられなくてまた来ました。簡単には釣れないので、釣れた時のうれしさは格別ですね」。コツをつかんで、後半に連続ヒットを決めていた。

 当地の規定数は10匹。この日の竿頭は9匹だった。筆者は50センチアップの大型3匹を含め計7匹を仕留めることに成功した。

 陸上でのカンカン照りはもう勘弁という感じが続いているが、海上では照れば照るほどヒット率は上昇。「照りゴチ」の称号は本物だ。(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ◇当日のタックル ジグヘッド=エコギア「スイミングテンヤ」30~40グラム、ソフトルアー=同「バグアンツ」4インチオレンジ系・グリーン系、ライン=ヤマトヨ「PEジギング8ブレイド」0・8号、リーダー=同「フロロショックリーダー」3・5号、連結部=イシナダ釣工業「アーリースナップ」S。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・清栄丸=(電)0299(82)3691。出船時間は午前5時、乗合料金は1万1000円。

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