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いよいよ秋磯シーズン イシダイの季節が来た!! 中バエでアタリ連発

[ 2022年9月14日 05:30 ]

中バエで40センチのイシダイ(左)がヒット
Photo By スポニチ

 猛烈な暑さから解放されて、いよいよ秋磯シーズンを迎える。和歌山県日高郡印南町・切目崎の磯では、底物がいい気配になっている。そこで8月末に荒れ模様の天気の合間をぬって竿出ししてみた。早朝が満潮時と重なって、本命磯では遅い釣り開始となってしまったがさすがは好ポイント、期待のイシダイが竿先を絞り込んでくれた。 (スポニチAPC・木村 俊一)

 夜明け直後の午前5時過ぎ、切目漁港から庄門丸(スポニチ釣り指定店)で出港する。朝方は満潮で、イシダイがよく釣れている中バエは波の中だった。そこで底物狙いの2人とともにスズ島へ。

 庄門丸へ週に3回も底物狙いで釣行するという羽曳野市の西畑さん。先日も中バエで55・5センチのイシダイを釣り上げている。もう一人は和歌山市の中井一誠さん。中井さんはオフショア(沖合での釣り)の関西での第一人者でありプライベートではイシダイ釣り大好き人間。心強いメンバーとの竿出しで期待満々で釣りを開始する。

 餌は3人ともウニを用意している。イシダイ、いつでもかかってきなさい!という構えだ。ところが、期待とは裏腹に朝一に少しだけイシ物のアタリが出ただけ。時間だけが過ぎていく。「今日はいつもと違う。おかしい」と西畑さん。

 午前10時ごろになって庄門丸が磯変えの迎えにやってきた。私と中井さんが中バエに磯変わりする。本命磯だけに期待だ。スズ島ではかなり渋いアタリだったのでクワセハリスをハリスに通して使ってみた。

 初めに12メートルのタナに仕掛けを置いてみるが餌取りの反応もない。次に17メートルへ入れてみる。だが竿先が動かない。潮は緩やかに上っている状況だ。15分ぐらい経過して「餌を点検してみよう」と思ったときに、竿先がガンガンと上下に動きだした。ウニをかじり取っているのが竿先の動きで判断できる。大きく引き込まれるのを待って合わせを入れる。1匹目は28・5センチのイシガキダイだった。

 次も同じポイントを狙う。私が目を離したスキに「入った」と中井さんの声。竿尻へ駆け寄ると竿先が戻ってくる。「あっ外れた」とがっかりして竿を上げると、ググッと魚の動く感じが伝わってくる。「ラッキー」とやりとりを開始する。海面に浮いてきた魚を確認するとイシダイだ。波に乗せて慎重に取り込むと40センチジャストだった。本命の顔を見てホッとする。

 ここから、アタリは出るが食い込まない状態が続く。昼になって中井さんが帰ることになった。私は満ち潮を狙って粘ることにする。

 昼前から下りに変わっていた潮の流れが緩やかになってくる。午後1時ごろになり活性が上がり、アタリが大きくなる。満ち込みの時合いが出てきた。目先を変える意味でサザエの餌に変えてみる。

 押さえ込んでくるが餌を離してしまう。そこで赤身のついたまま2つ割りにして刺してみる。これに32センチのイシガキダイが飛びついてきた。またサザエに餌慣れしてきたので、ウニ餌にもどして31センチのイシガキダイを追加する。次第に潮が高くなり足元を洗いだしたので午後2時納竿した。

 切目崎の底物狙いはこれから秋磯本番を迎える。ぜひ出かけてイシ物のアタリを堪能してほしい。問い合わせは「庄門丸」(電)0738(43)0517へ。

 ◆アクセス 阪和道・印南インター下車。国道42号へ出て南下し切目へ。「庄門丸」の大きな看板があるのでここを海岸側に下って切目漁港へ。

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