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名人夫妻の指導で10匹超 アユ友釣りで夏と自然を満喫

[ 2022年7月28日 07:15 ]

諏訪本さんの指導で
Photo By スポニチ

 【釣り女子アナが伝えたいこと】釣りが大好きなアナウンサー・大塚ひとみが、山梨県道志川で初めてアユの「友釣り」に挑戦。名人にその魅力を教わった。体験取材の模様は動画でもお楽しみいただけます。

 山梨県道志川を訪れた。深緑の山々に囲まれ、清流のせせらぎが耳をくすぐる。教えてくれたのは、スポニチAPCの諏訪本修三さん(66)と昌己さん(66)夫妻。2人ともトーナメンターとして活躍するアユ釣り名人だ。

 教わったのは、友釣り。「水中糸は髪の毛より細いものを使います」と修三さん。アユは警戒心が強いため、気付かれないようにするポイントだ。釣り糸の先に、生きたアユ(オトリアユ)と掛けバリをセットし、いざ挑戦!

 友釣りは、野生のアユが自分の縄張りの水苔(こけ)を奪われないようにオトリアユに体当たりしてくる習性を利用した釣りだ。

 「オトリを力任せに引きずり回さないように。自ら苔がある方へ泳いでくれるので、優しくコントロールして目指すポイントへ誘導するんだ」と修三さん。ポイントに入った瞬間、ガツン!力強い体当たり!9メートルの長い竿が弧を描いてしなる。キャッチの体勢を取るが…、あれ?アユは?修三さんの帽子にぶつかり引っ掛かっていた。

 「師匠ごめんなさい!」。「平気平気!釣れて良かったよ」と修三さん。「アユより大物も釣ったね」と昌己さんからグーサインをいただいた。

 「清流の女王」と呼ばれるアユ。黄色がかった黒色の背中、白銀に光る腹が美しい…。さらに、「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれ、香りは清涼感があった。

 2人の指導の下、約2時間で10匹以上の釣果。20センチ超の良型も交じり「大成功!」と3人で声をそろえた。

 夫妻は「アユの友釣りは、夏ならではの釣り。夫婦で、友達とともに、楽しく釣っておいしくいただける。美しい自然の中でこれを行う魅力をこれからも広げられたら」と話していた。

 夏の風物詩、アユ釣り。その楽しさに触れてみてはいかがでしょうか。

 ◯…釣りの後、諏訪本さん夫妻が案内してくれたのは「最高においしく食べられる場所ですよ」と釣った魚を焼くために建てたというバーベキュー小屋だった。いろり裏でアユの塩焼きを作る。昌己さんに教わりながらアユに串を通し塩をつけ、修三さんがおこした炭の周りに円を描くように並べていった。炭のバチバチという音とともに、アユがキツネ色に変わっていく。香ばしい香りが漂い始めると、早く食べたくてウズウズ。待つこと約15分。完成。一口頬張ると「おいしい~!塩っ気がちょうど良い!白身がまろやか!」笑みがこぼれた。

 ▼釣況 道志村漁協=(電)0554(52)2966。

 ◇大塚 ひとみ(おおつか・ひとみ)1993年(平5)生まれ、千葉県出身。フリーアナウンサー。NHK宇都宮放送局、栃木放送、ウェザーニューズを経てフリーに。釣り歴はカサゴなど小物釣りを中心に20年。

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