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猛暑忘れて一家でニジマス 一柳さん4人で10匹以上

[ 2022年7月20日 07:13 ]

家族で釣りを楽しんだ一柳さん一家          
Photo By スポニチ

 【釣り新鮮便】体にこたえるほどの暑さが続き「涼しい所で釣りがしたい」と一家が向かったのは、東京都青梅市の「奥多摩フィッシングセンター(FC)」。大自然に囲まれたエリアで、放流ニジマスの魅力を存分に楽しんだ。(後藤 賢治)

 奥多摩FCで釣りに挑戦するのは、武蔵野市の一柳達朗さん(46)、千史さん(48)夫妻と、長男・智朗君(12)、次男・勝朗君(9)の4人。釣り場は河川を利用した「ルアー&フライ」「餌釣り」があり、車椅子でも入釣可能な「釣り堀」の3エリア。今回はビギナーでも楽しめる「釣り堀」で竿を出すことにした。

 家族4人分の竿、練り餌を受け取り早速スタート。普段は仲良しでも、この日の家族は全員ライバル。誰よりも先に1匹を釣ろうと、練り餌を素早く投入する。すぐに「食った!逃げた!餌取られた」と智朗君の声が響く。待望の竿が満月状態になり「引く~。気持ちいいね」と満面の笑み。勝朗君の竿にもヒットし「僕も釣れた。お父さん、お母さんも釣れてる」と大にぎわい。家族で10匹以上釣り上げた。

 管理事務所に魚の下処理をお願いすると、手際よく竹串(1本30円)を刺し、塩も振ってくれた。バーベキューコンロを借りて再び河原へ。火をおこし網の上に竹串のニジマスを並べ、裏表を返しながら焼き上がるのをじっと待ってから「いただきます」の後は、すぐに「おいしい、おいしい」と大絶賛。千史さんは「勝朗は普段、釣ったばかりの新鮮な魚しか食べないんです」。達朗さんは「子たちの離乳食は、自分たちで釣った鮮度抜群のマアジ、イワシ、サバなどを食べさせてきた。だから釣り魚のおいしさが分かるんですね」と子供たちの成長ぶりに目を見張る。都内とは信じられないほど自然あふれる奥多摩FCに「また来たい」。夏休みには家族でニジマスを狙って、笑顔になろう!

 ▼釣況 奥多摩フィシングセンター=(電)0428(78)8393。営業時間は午前7時~午後4時。木曜定休日。釣り堀エリアの入場料は竿、餌付きで500円。1匹330円の買い取り制でリリースは禁止。ルアー&フライ、餌釣り場などは別料金。23日~9月25日の土、日曜はつかみ取りエリア開放。

 管理事務所の木岡和恵さんの指導で、ニジマス魚拓に挑戦した。(1)ペーパータオルで魚の表面を拭う(2)まぶした塩でヌメリを取るように、頭から尾に向かい軽くこする。その際、うろこが落ちないように優しく扱うのがコツ(3)水で洗い、ペーパータオルで水分を取る(4)頭が右側になるよう魚を置き墨を塗る(5)上から紙をのせ、丁寧に指でこする(6)両手で紙を持ちゆっくりと剥がし、目を描き入れれば完成。奥多摩FCでは25日~8月31日の夏休みの間、参加費1000円で挑戦することができる。                       

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