×

イサキだ!!メジナだ!!良型天国 真鶴沖で強い引きを楽しむ

[ 2022年6月20日 07:05 ]

一荷で上げた楮木さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】依然好調な各地のイサキもいよいよ大詰め。神奈川県の真鶴沖も人気スポットで、居着きの良型が竿を絞っている。加えて高確率でヒットするのが旬に突入の“梅雨メジナ”。真鶴・国敏丸で両方を狙った。(スポニチAPC 林 悠二)

 ◎真鶴・国敏丸

 イサキ狙いで選んだオモリ負荷50号竿。ライトタックルだけに、当たりと同時に胴から一気にグニャリ。悲鳴を上げている。指示ダナ17メートル。ビシを5メートル余分に送り、コマセを出しつつタナまで上げる。すると、竿掛けに置いて数秒でギュギューン。力強い引きが腕にダイレクトで伝わる。

 竿の弾力とドラグを目いっぱい活用し、やりとりを楽しむ。で、タモに収まったのは1キロ級メジナ。

 早朝の第1投は真鶴半島先端の三ツ石沖。

 「イサキは卵を抱え脂ノリノリ。メジナの方も尾長の味はマダイ以上で人気」――1匹目は出船前、露木正敏船長が話していたうろこの細かい極上の尾長メジナだった。

 0・5~1・2キロのメジナがポンポンと4連続ヒット。こうなるとイサキも欲しい。

 場所を移しての投入で再び強い引きが。一瞬、目を疑った。ここは銭洲?そう、背が黄色で体色が青いウメイロだ。しかも35センチの良型。このところ必ず数匹は交じるゲストとか。

 無論、イサキも出た。30~35センチ級の大型に小型が交じって掛かってくる。強い引きを楽しんでいたのは、神奈川県平塚市の楮木発義(かじき・はつよし)さん(70=自営業)だ。月2~3回ペースで通う宿の常連さん。メジナを3連発した後、今度はウメイロとイサキの一荷。

 「タナで食わせた後の強い引き、これがたまらなく面白い」と絶賛する。

 「餌取りが出始めた。餌は小まめに点検を」(船長)。ウマヅラハギが姿を見せる中、イサキの一荷を2連発させたのは同県箱根町の大川恵史さん(65=団体職員)。

 「こんな時は早めの餌点検が決め手だね」と肝を披露。当日、メジナやウメイロ交じりで、イサキを12匹上げて竿頭になった。

 ◯…この日、宿の若奥さん美香さん(40)も竿を出した。大の釣り好きで「スルメイカ、キンメダイが得意。夏にはキハダの大物も釣り上げた」。真鶴漁港内で3年前に開店した宿直営の地魚料理「おとと」の女将さんでもある。OL時代に釣りにハマり、今では正敏船長の船で週1、2回は竿を出す。新調の竿が功を奏してか、型の良い魚が次々と竿を絞っていた。

 ▼コマセは一つまみ 支給のオキアミコマセは1・5キロ。少なめに思えるが、ビシへはほんの1つまみ。15匹前後でOK。コマセが多いと群れが一緒に潮下に去ってしまう。国敏丸では少量のコマセで魚をくぎ付けにして、食わせ餌に飛び付かせるのが作戦だ。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る