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良型イシガキダイ4発! イシダイも次第に本格化

[ 2022年6月15日 05:30 ]

38センチと34センチのイシガキダイに笑顔の的場さん
Photo By スポニチ

 磯底物の食いが5月に入ってから好調な和歌山県日高郡印南・切目崎。45~55センチのイシダイが磯に上がれば連日のように姿を見せている。切目崎は全体に磯が低いので、天気に注意をはらい5月下旬に出かけた。狙いの磯はしばらく上がっていなかったためか、入釣のタイミングが悪かったのだろうか、イシダイは姿を見せず。かわりにイシガキダイが当たってくれた。これから盛期を迎える切目崎だけにぜひ出かけてほしい。 (スポニチAPC・木村 俊一)

 早朝、印南町・切目漁港から庄門丸(スポニチ釣り指定店)の渡船で、地元の常連イシダイ師・的場さんと中バエへ渡る。

 的場さんは、釣行のほとんどが中バエ狙いで、先日も46センチのイシダイを釣り上げている。当日は引き潮の干潮前だが、波があるのでリュックとバッカンは船着きの高場に置いて釣りの準備にかかる。

 餌はサザエと冷凍ナガレコ、サルボ貝を持参。的場さんは、ウニを用意している。「餌取りが猛烈ですよ。先日からウニで釣果が上がっています」と的場さん。わたしはサザエを針に刺して釣りを開始。潮はほとんど動いておらず、道糸がまっすぐに立つ。リールのカウンター14のところを狙ってみる。

 さっそくコツコツと竿先がせわしなく動く。小型の石物が餌に触っているのか、割合に強い感じで当たってくる。竿先が動かなくなったところで仕掛けを巻き上げてみると餌がない。

 的場さんの竿先を見ていると大きなアタリが出ている。今にも竿先が引き込まれそうなアタリだ。「イシガキだな」と的場さん。

 私も餌を付け替えて仕掛けを投入する。サザエの硬い赤身の部分は完全に取られたり残ったりする。イシダイがいれば、残った赤身に食ってくるはず、と自分に言い聞かせて餌打ちを続ける。

 しばらくすると的場さんの竿が海面に向かって引き込まれた。けっこうな引きを見せて魚が浮いてきた。良型のイシガキダイだ。竿先を下げて磯上へ抜き上げると38センチ、横幅のあるいい体形。

 それからは2人とも餌打ちの繰り返し。的場さんのウニは投入ごとに完全に取られている。餌取りとなっているのはイシガキダイの群れであるのは間違いない。

 竿先を見ていると、ウニ餌に出る反応は大きい。もう少しで引き込まれそうなアタリが再々出ている。サザエは赤身だけを残して上がってくるようになってきた。干潮を過ぎたころ、再度的場さんの竿が引き込まれ34センチのイシガキダイを追加。

 お昼前になってわたしが30センチ、的場さんが31センチを取り込む。その後、風が南東に変わって波が高くなってきたので納竿した。当日の表水温は22・4度だった。

 翌日には同磯で45センチのイシダイと30センチのイシガキダイが出ており、これからさらに面白くなりそう。問い合わせは「庄門丸」(電)0738(43)0517へ。

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