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乗っ込み期終盤も“絶タイ”がある新潟県沖 釣果にムラなく安定10匹以上

[ 2022年6月7日 07:04 ]

春井さんは船中第1号
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】新潟県沖のマダイは乗っ込み期もそろそろ終わり。だが相変わらず4キロ超の大物が顔を出す。上越市・いとう釣具店が提携している八坂丸に乗り込んだ。(スポニチAPC 菅野 順也)

 「釣りに絶対はない」と思う。しかし乗っ込み最盛期のマダイの聖地には、そんな考えは無用なのか?

 早朝立ち寄った、いとう釣具店の店員さんが「今年の乗っ込み期の特徴は釣果にムラがなく安定していることですね」と話す。

 八坂丸に乗船。直江津沖の水深40メートルのポイントに航程20分で到着。竹内敏幸船長は「仕掛けの長さは12メートル、調整は前後1ヒロ(約1・5メートル)以内でお願いします。釣るタナは海面から5メートルです、10メートルでいったん停止して、ハリスがなじんだら5メートルまで巻き上げて、コマセは振らないでください」とアナウンス。

 釣りを開始して5分後にさっそく1本の竿が弧を描いた。

 この時季に集中して八坂丸に通う、横浜市・春井勝匡さん(44=会社経営)は「いつも仕掛けの重さにこだわっています。自分の経験と船長のお薦めから選択していますよ」とファーストヒット。

 子供を通して知り合ったという4人で竿を出していたのは長野市・松田洋和さん(42=自営業)は「子供が保育園からのお付き合いですが、一緒に釣りをするのは初めてです。とても楽しいので時間がたつのが早いですね」とパパ友が仲よく奮闘。

 竹内船長にコツを聞くと「誘いはゆっくり竿を持ち上げて戻すか、1メートルの落とし込みをやってみてください。朝一番は重めの仕掛け、日が昇ったら魚が浮くので軽めに好反応ですよ」とのこと。

 マダイの魅力にすっかりハマっている、七尾市・馬上香織さん(55=会社員)は「他の魚とは違ったこのりりしい顔つきがたまりませんね。毎年欠かさず通っています」

 絶好の食いが続いてほとんどの人が10匹以上の釣果で、私も13匹釣ることができた。みんなが満足となった午前10時、資源保護の観点から早上がりとなった。ここでは、マダイ釣りに“絶タイ”が存在したのだ。

 <祖父から学び上達>おじいちゃんと釣行の、上田市・西尾良輝さん(13=中2)は「祖父に習って小2から船釣りをやっています。最近では僕の方がたくさん釣るようになりました。いつまでも元気で釣りをしてほしいです」と寄り添って竿を並べていた。

 ▼当日使用のタックル 竿=がまかつ「がま船 シーファング マダイ30―270」、ハリ=同「G―HARD V2 真鯛」12号、ハリス=ヤマトヨテグス「フロロハリス」8号6メートル・6号6メートル2二段式。付け餌=マルキユー「まるとく真鯛+エビシャキ(ドリップタイプ)」。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、上越市・いとう釣具店=(電)025(544)1173、八坂丸=(電)090(1439)1619。出船時間要確認。乗合料金1万1000円(8時間)。

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