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引き強烈「地球」級 イシナギ31キロ超 勝浦沖で今年も開幕!!イカ餌に“食通”誘う!!

[ 2022年6月3日 07:18 ]

初イシナギは31・4キロだった小沢さん                               
Photo By スポニチ

 【釣り日和】千葉県勝浦沖のイシナギが開幕!イカ餌で上がってくる魚体は、20~30キロは当たり前。100キロ超も狙えるとあって勝浦川津港・基吉丸には各地から怪魚ハンターが集まってくる。(笠原 然朗)

 食通のイシナギが好むのはヤリイカ。スルメでも生きていれば許せる…といったところ。川津沖の160メートルダチで餌のイカ釣りをするがまるで乗らない。

 午前7時35分、餌の確保ができないまま渡辺優船長はイシナギの釣り場へと移動を決めた。取材したこの日まで今季は本命が顔を見せていない。餌はスーパーや鮮魚店などで市販されているヤリやスルメイカとなる。

 水深は68~72メートル。60号の太いハリス、イカの足の付け根に先バリ、掛けバリはエンペラに刺す。オモリは250号。

 移動を何度か繰り返したとき右舷ミヨシ側に陣取っていた四街道市の田口貴雅さん(39=会社員)に当たり。ちょこちょこと控えめに餌をくわえている気配。やがて本当たり。慌てず騒がず一気に合わせを入れると竿が大きくしなった。

 昨年も開幕1匹目を釣り、これまで18匹を上げている名人。上がってきたのは16・8キロ。これでも中型。 

 「(イシナギの)引きの魅力に取りつかれてシーズン中は週2回は通っています」

 この1匹が祝砲になったのか左舷胴の間の小沢浩太さん(35=府中市)にも当たり。イシナギ釣りは初めて。竿が折れそうにしなり、体重65キロの細身で強烈な引きに耐える。仲乗りとして乗船していた優船長の父、清志船長のギャフで取り込まれたのは31・4キロ。

 「地球を釣っていると思いました」

 府中市内でイタリア料理店「CONABACCA(コナバッカ)」など3店舗を経営。小沢さん自らも厨房に立ち、釣りは店で提供する「食材確保」も兼ねてのもの。さて釣れたイシナギ、どんな一品に生まれ変わったのか?

 ◯…ルアーで挑んだ大田区の榎本一隆さん(35=会社員)も8・7キロのイシナギを釣り上げた。狙って釣ったのは初めて。使用したジグは330グラム。「ルアーにアクションをつけるとき“餌が逃げちゃうよ、死ぬよ”と魚にアピールするイメージで誘いました」。納竿時間(資源保護のためこの海域では10時半)が迫っての1匹に「心が折れそうになりました」。

 ▼釣況 勝浦川津港・基吉丸=(電)0470(73)3521。出船日、時間、料金は要問い合わせ。

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