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フライでBig fly!!初トラウトサン!!初挑戦3投目で50センチ級 中禅寺湖

[ 2022年5月29日 07:23 ]

中禅寺湖初挑戦の3投目でレイクトラウトを釣った筆者の長男・勇樹
Photo By スポニチ

 【釣遊録】長男・勇樹と釣りに行ってきました。子供の頃はよく一緒に行ったものですが、中学生になって部活を始めると来てくれなくなりました。社会人になってしばらくすると「やっぱり釣りがしたい」と再開。

 今回は勇樹の方から湖がいいというので日光の中禅寺湖へ。民宿おかじんから早朝4時から釣りができるはずでしたが、この日は強風で見合わせていました。収まるまで車の中で仮眠をとったので元気になり、午前8時過ぎに出港。

 日が昇りきると、あまり釣れないレイクトラウトが果たして釣れるのだろうかと不安でした。この日の釣りはボートからフライフィッシング。タイプ6という重いシンキングラインを使って水深5~10メートルの湖底を探るのです。フライは愛犬・やまとの毛で巻いたヤマゲバガーというハゼ科の魚を模したフライ。

 桟橋沖では私たちよりも先に出た船が早速ヒットしています。ワクワクしながら1流し目。ランニングラインに使用しているフロロカーボンは癖が強いので、事前に引っ張って伸ばしておかないと絡みます。この日はそれを怠ったのでリトリーブしながら引っ張って伸ばしながら、かつフライに動きを与えながら引いてくるとグーンとロッドが重くなりました。ヒットです。なんと1投目。薄暗い時間ならよくあることですが、この時間でと驚きながら、ラインの癖をとりながら引き寄せたのは50センチぐらいのレイクトラウトでした。

 勇樹にはこうやって釣るのだと解説できたので良かったです。
 2投目は空振りで3投目、今度は勇樹にヒット。彼にとって初めてのレイクトラウト。写真を撮っていたそのランディング直前、置き竿にしておいた私のフライにも。ダブルヒットです。勇樹のは50センチぐらいで私のは60センチありました。何ということでしょう。今日はこれからどうなっちゃうの?こんなに釣れるなら昼には観光船に乗って中禅寺湖一周してみようかと余裕の話をしていました。

 爆釣を期待して続けましたがその後は沈黙。当たりは全くなく、おなじみの修業のような釣りに。

 ランチ後、ブラウン狙いのトローリングに変更。レッドコアラインで浅い場所をミノー(「ウッドベイト」と「ナギサ」)で引きました。観光船に乗らず、ボートで中禅寺湖半周です。

 ツガから八丁出島と左回りにボートを進めて行きましたが、当たりはいっこうにありません。そこで勇樹にボート操船を体験してもらいました。

 午後3時過ぎ、上野島を回って勇助和田を通り過ぎるあたりで一回来て空振りした後、ロッドがグングンしなりました。
 「来たぞ!」と“船長”を代わり、勇樹はロッドを。私はボートを沖合に出し「もう深いからゆっくりやりな」と指示。上がってきたのはブラウンではなく、レイクでした。ナギサの方に食いついていました。

 1匹目にヒットから約6時間後、やっと2匹目をゲットし一安心。その後、松ケ崎をかすめた後、国道側に渡り、金谷ワンドを流しましたが当たりはありませんでした。

 たくさん釣れませんでしたが、2人で4匹ゲットできたので親子の釣りとしては十分でした。簡単に爆釣というのは誰もが期待することですが、釣りはそんなに甘くない、人生そのものであると親子で再認識した日でもありました。(東京海洋大学客員教授)

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