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初挑戦ぐんぐん上達イカ3匹掛け 投入と取り込みで8割決まる ムギイカも!!

[ 2022年5月13日 07:17 ]

初イカの谷口さんは3匹掛けを達成
Photo By スポニチ

 「シップスマスト 女性限定イカ釣り体験会」が10日、神奈川県腰越の飯岡丸で開催され、11人が参加した。あいにくの乗り渋りの中、まったくのイカ釣り初心者を含め全員が釣り上げることができた。貧果ながら釣れた一匹は珠玉!(笠原 然朗)

 沖釣りの中で「ハードルが高い」釣り物の一つがスルメイカやヤリイカ釣り。場所によっては水深が100メートルを超え、仕掛けの扱いはもとより、100号以上のオモリを背負った竿でしゃくり続けるのは筋トレさながらの重労働。“沖釣り入門編”にはほど遠い。

 でも「釣ってみたい」「釣れたてを食べてみたい」…今回、そんな夢を実現させたい女性たちの講師を務めたのがイカ釣り名人のyacco(やっこ)さんら。

 「イカ釣りは仕掛けの投入と取り込みで8割勝負が決まる」と話すyaccoさんが各参加者の釣り座を回り、塩ビ管を切った投入器に11センチのプラヅノ5本が収まっているかを点検。秋谷沖の90メートルダチで船を止めた三浦徳人船長から合図が出たのと同時に120号のオモリが海に放たれた。ミサイルのように次々と飛び出すツノも、準備を怠るとハリスが絡む。イカの群れは猛スピードで回遊している。投入は「確実に素早く」…ここが難敵攻略の第一関門。

 船中第1号は「スキルアップのために参加した」という相模原市の和田茜さん(41=主婦)だった。「イカは食べておいしいし、におわない。近所に配っても喜ばれます」

 釣れるのはスルメイカの稚魚、小型のムギイカと“2世イカ”と呼ばれる中型。群れは小さく、拾い釣りの様相。一つのポイントで長時間、釣れ続けることはない。移動するたびに投入と仕掛けの回収を繰り返す修業のような展開が続く。

 釣り開始から3時間。仕掛けの扱いに慣れ始めた頃、所沢市の谷口由美子さん(43=会社員)の竿先に変化が。ライトタックルマアジ釣りの経験はあるが、釣りは7年ぶり。イカ釣りは初体験。電動リールの低速で巻いて取り込んだのは「生きているのを見るのは初めて」というムギイカだった。その後、3匹掛けも達成する上達ぶりだった。

 ◯…木更津市から参加した植松瞳さん(37=接客業)は過去に1回、マルイカを釣ったことがある。「船に酔って7時間、吐き続けでした」。そして今回、船酔いもせずプラスエムのスタッフ、秋山明日香さんのサポートもあって3匹掛けも。「うれしい。どうやって食べようかな」と喜びを爆発させていた。

 ▽主催
スポーツニッポン新聞社
東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛
シップスマスト
 ▽協賛
 エスビー食品、大塚食品、オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、テーオー食品、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、バリバス、マルキユー、マルサンアイ、ルミカ、ヤマリア

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