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初夏になりました イサギの季節到来 50センチ超の大物ゲットのチャンス!

[ 2022年5月4日 05:30 ]

トモで大阪市の広本幸司さんが32センチのイサギをゲット
Photo By 提供写真

 夏に向けての釣魚で「麦わらイサギ」というのがある。これは初夏に釣れるイサギのことで、ちょうど麦が実る時期に釣れるイサギをそう呼ぶ。産卵を控え脂の乗りも良くおいしいため食通の間でも人気。その麦わらイサギが釣れ始めているということで和歌山県日高郡・比井の岬旅館(スポニチ釣り指定店)に連絡を入れてみたところ、今の釣果は安定していないという話だったが連休前に行ってみたかった。4月25日が荒天の合間の晴れのようだったのでチャレンジした。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 出船時間は午前5時。この日のポイントはイサギ釣りでは定番ポイントの通称“トフ”と呼ばれる場所。日が昇りきる前にポイントに到着し、魚探の反応などを確認しながら船はアンカリングされた。

 水深は50メートルで、狙うタナは底から10メートルほど巻き上げた40メートル付近。魚探には魚の反応がしっかりと出ており、仕掛け投入の合図が出された。

 鉄仮面と呼ばれるオモリの付いたステンレス製のカゴに餌を詰めて仕掛けを投入。釣り方は、指示されたタナで仕掛けを上下させてカゴから餌を振り出す。まかれた餌に魚が寄ってきて餌を食べているうちに、針に刺した餌を食ってくるという釣り方。

 前日には51センチという大物も釣れているということで期待をしながらアタリを待つが、この時点では潮の流れがほとんどなく厳しい状況。

 しばらく続いた静寂を破って上がってきたのが30センチを超えるアジだった。聞いてみると、今のところイサギかアジかという釣況らしく、アジもおいしい土産なのでこれもうれしい獲物だ。

 その後、うり坊とも呼ばれる小型のイサギがポツリポツリと釣れるが、なかなか続いて釣れない。船はアンカーを打ちなおし、ポイント変えつつイサギからの反応を待つ状態が続く。

 するとトモで釣りをしていた大阪市の広本幸司さんが32センチのイサギをゲット。この日はこのような感じでイサギかアジがぽつぽつ釣れてくるという感じ。

 イサギのシーズンはまだまだこれからで、今はまだ日によって釣果にムラがあるが、50センチを超えるような大物も釣れている。それだけに連休以降、これからが本番、チャレンジしてみる価値はありそうだ。

 岬旅館には無料の仮眠所や帰港後のお風呂などのサービスがある。その他お食事どころもあるので帰港後に季節の魚料理やクエの料理を楽しむというのもオススメだ。問い合わせは岬旅館(電)0738(64)2975へ。

 ◆アクセス 大阪方面からは阪和自動車道を経由し湯浅御坊道路・川辺インターを出て県道190号、27号を経て国道42号へ、紀伊内原駅前の信号を西へ約10分。鉄道はJR紀勢本線・御坊駅からバスで比井下車、またはタクシーで15分。

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