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初釣戦イカがでしょうか “修行中”秋山さんひと足早く技取得

[ 2022年4月12日 07:19 ]

良型のヤリイカを釣り上げ笑顔を見せる秋山明日香さん(右)と、指導した今井寿美礼さん
Photo By スポニチ

 女性だってイカ釣りしたい!そんな多数の声に応え、スポニチでは5月10日と6月10日、「シップスマスト 女性限定イカ釣り体験会」の開催を決定。ひと足早く、初心者代表の女性と相模湾でヤリイカ釣りを学んだ。

  「目標10匹!家族においしいイカを食べさせます」張り切って挑戦したのは秋山明日香さん(29)。女性用釣りグッズのブランド「シップスマスト」を展開するプラスエムに勤務する。大手コンビニチェーンから釣り業界へと転職し約9カ月、様々な釣りの修行中。今回は師匠と仰ぐ同社のアドバイザー・今井寿美礼さんから指導を受けた。

 乗船したのは周年イカを狙う神奈川・腰越の飯岡丸。「イカ釣りは仕掛け投入と取り込みで8割が決まる」とは三浦徳人船長。秋山さんは出船前に師匠から投入と取り込み動作の指導を受ける。

 そのコツは(1)絡まないよう落ち着いてツノを投入器に入れる(2)自分の正面、遠くにオモリを投げ込む。取り込み時は(1)ツノをつかみながらたぐり寄せる(2)ハリスがたるまないようにオモリを利用してテンションを保つ、ことだという。仕掛けは扱いやすい、ツノ4本にスッテが付いたブランコを使用した。

 航程30分のポイントに到着し緊張の投入。秋山さんはオマツリせず第1投を完了できた。女性にとってオモリ120号の重量はハードルだ。竿をゆっくり振り上げ誘いを繰り返すが「もう両腕がパンパン」。黙々とシャクリ続けること約1時間。周囲にアタリが出始めると「私の竿も重い!」秋山さんの誘いの手が止まる。「ゆっくりリール巻いて」師匠からの助言通りに上げたのは43センチのヤリイカ。嬉しい対面に笑顔が弾けまる。

 そしてチャンスタイムが訪れた。明確なアタリとともに竿が大きく曲がる。「凄い重いです」と声が上ずる中、3点掛けでヤリが上がってきた。「あ、3匹!」興奮のあまり1匹を逃がしてしまったが、初めての多点掛けを経験。手返しも格段に早まり、回収即投入を繰り返すようになる。「追い乗り」の技術も体得し3点掛け、2点掛けを連発し釣果10匹の目標に到達。師匠の今井さんからは「取り込みは勉強が必要だけど、投入はきれいにできている」と、合格点を与えた。

 40~45センチの良型のヤリをそろえ大満足した秋山さん。下船後は「教わった通りにやれば、イカは誰でも釣れる。この楽しさを多くの女性に味わってほしい」と体験会への参加を呼び掛けた。体験会の詳細は「スポニチプラスα」(QRコード別掲)に掲載中。

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