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2つのコツでヤリイカマスター トップ絶好調33匹!!

[ 2022年3月25日 07:12 ]

兄に負けず晴山さんは良型
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 【釣り巡礼】「イカヅノは常に新しい物を使用すること」「竿は手持ちで誘いに徹すること」…コツはこれだけでおいしいヤリイカに出合える!茨城県那珂湊沖の浅場に出船。乗り込んだのは仙昇丸。(スポニチAPC菅野 順也)

 型が大きく数も期待できるとあって、人気が集中する茨城県沖のヤリイカ釣り。南部の水深140メートル付近から釣れ始まり、近況では群れが浅場まで入ってきた。水深が浅ければ感触がより鮮明に伝わり、効率よく手返しができるので良いことずくめだ。

 午前5時、那珂湊港から出船した仙昇丸は航程40分で水深68メートルのポイントに到着。「さあどうぞ」と、菊池寿澄船長からゴーサインが出た。一斉に放たれた仕掛けはサバにつかまることもなく着底し、すぐに数本の竿に重みが乗った。

 那珂湊港まで車で15分の、ひたちなか市・高島克己さん(64=会社役員)は「地元の海で季節ごとの魚を追いかけていますよ。ヤリイカはその日の乗り具合で仕掛けやタックルの変更をするのも面白さですね」と、開始早々に着乗り。

 群れが濃いと判断した私は追い乗りを狙ってみた。「ズシッ」と1匹目の重みを確認してからゆっくりとスローペースで巻き上げると「ズン」「ズン」とさらに倍増を感じた。上がったのは3匹。

 菊池船長にうまく釣るコツを聞くと「ヤリイカもタコと同じです。近くで見ていても違和感があれば手を出してきません。竿は必ず手持ちで誘いを入れてください。イカヅノは常に新しい物を使用してください、紫外線に反射するきらめきが全く違います。乗りの良い時間は限られていますから、その時に集中してください」とのこと。

 兄弟で乗船していた、兄の宇都宮市・仲田邦夫さん(74)は「私のメインはアユ釣りですが、沖釣りも好きです。ヤリイカは船上干しが最高ですね、30分海水に漬けて潮風に当てると味が全く違いますよ」と船上干しをズラリ。弟の塩谷郡・晴山清さん(66=自営業)は「ヤリイカ特有の乗りが伝わる感触が、何ともいえません。食べてもうまくてイカ類の中でも特別ですね。ご近所さんに差し上げると大変喜んでもらえます」と、パラソル級を連発。

 釣りは何でも挑戦するという下妻市・宇梶道則さん(50=自営業)は「下から2~3メートルのタナに乗りが集中しています。シャクッた後に10秒止める、これですよ」と、本日のパターンをつかんだ様子。

 浅ダナの手応えが存分に楽しめて、当日の竿頭は33匹の釣果。コンディション良好の肉厚ぞろいだった。

 ▼当日使用のタックル 道糸=ヤマトヨ「PE JIGGING 8 BRAIDED」3号、幹糸=同「フロロハリス」5号、ハリス=同3号。イカヅノ=下田漁具「イカサビキ シュリンプ針211センチ らっきょ75F2」各色混合。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、那珂湊・仙昇丸=(電)080(2243)2010=予約専用。午前4時半集合。乗合料金1万2000円。

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