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寒グレ絶品シーズンだ 脂のりのり!白子ぱんぱん!2人で良型15匹!!-和歌山・みなべ堺「純栄丸」

[ 2022年3月9日 05:30 ]

このあと1匹加え2人で15匹の釣果
Photo By 提供写真

 冬になると「寒」の字を魚種名に付ける魚が数多くある。その多くは脂の乗りが良くなりおいしくなる魚だ。中には、スーパーではあまり見かけない、言い換えれば入手が難しい魚もある。今回はその一つである「寒グレ」が和歌山県・みなべ堺の純栄丸(スポニチ釣り指定店)でいい感じで釣れており、白子も持ち始めたと聞きさっそく釣行した。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 2月の下旬、まだまだ寒い冬の平日とはいえ人気の魚種だけあって出船確定。北寄りの風が多少吹くという予報の中で午後便に乗船することにした。

 午前11時集合なので少し余裕をみて大阪市内を8時30分に出発。阪和自動車道も印南インターまで2車線となり、今までよりさらにスムーズにみなべインターまで走れた。

 港について荷物を降ろしていると、出船していた午前便が帰ってきた。お客さんが下りたところで、入れ替わりに荷物を持ち乗船。

 港を出ると、若干風に伴う波がある状態だが、ポイントは近いので気にするほどでもない。

 ポイントはシャクシと呼ばれる場所で到着して船頭はアンカリングの準備、こちらは竿、仕掛けの用意にかかる。何度か流れを見ながら船の位置を調整し釣り開始の合図が出た。

 とりあえず狙うタナは2ヒロからスタート。釣り方は、アミエビをまきながら、仕掛けを足元から流して、竿3本分ぐらい流してアタリがなければ回収してやり直す。

 この時点で潮は上り、前日までの傾向からすると下りへの変わり目が良いとのことだ。

 釣り開始から30分、尼崎市の中村さんのウキにアタリがきた。アワセも決まり、やりとりの末に上がってきたのは37センチのグレ、なかなかいいスタートだ。

 少しして他の人に1匹、そして再び中村さんがキャッチ。続いて尼崎市の樋口昌芳さんも34センチがヒットとポツリポツリとではあるが釣れ続く。


 そして潮が完全に下り潮になり、アンカーを入れ直してからは、沖上がりの時間まで、仕掛けを入れるたびにアタリは出るがアワセの成功率が低い状態が続く。

 いまひとつ食いが良くない状態だったが、沖上がり前に樋口さんが最長寸となる44・5センチを釣り、そのあとに中村さんも42センチを釣り上げた。

 この日の釣果は中村さんと、樋口さんが2人で34~44・5センチを15匹という結果。

 純栄丸では寒グレ狙いで、夜明けごろ出船の午前便と、午前11時30分の午後便の2パターンで出船。都合のよい便を選んでの釣行が可能だ。

 これからますます白子が入りおいしくなるグレ、ぜひチャレンジしてほしい。問い合わせは純栄丸(電)0739(72)5353へ。

 ◆アクセス 阪和自動車道・みなべインターを出て国道42号を白浜方面へ進み堺漁港へ。鉄道はJR紀勢本線南部駅よりタクシーで約5分。送迎は要予約。

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