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“口下手娘”攻略でマハタ中華風海鮮サラダ

[ 2022年3月8日 07:18 ]

マハタの海鮮サラダ          
Photo By スポニチ

 【一釣一品食べま専科】マハタの中華風海鮮サラダを食す。寒さも和らぎ始めた千葉県勝浦松部港・信照丸でイワシの泳がせを楽しんだ。ついでに舌も満足させちまったわけだ。(スポニチAPC・町田 孟)

 マハタって性転換するの知ってるね。群れず1人暮らし。ある年齢まではメスで棲息域は浅い岩礁帯。年を重ねると、深場(100~300メートル)へ。オスになるには10年ほどかかるという。巨大になる。過去、与那国で192センチ、146キロってのが記録された。引退した白鵬を少しスリムにした感じ。カンナギと呼ぶ。

 我々がお相手願うのは浅場の独身ばっかり。熟女がいないってのはいいもんじゃない?誰だい、ニンマリしてるのは。ムフフ。

 【釣戦】彼女たち口下手だ。大口系のヒラメやコチと同列。だから心してかからないと泣きを見る。1度目のゴツゴツで心の準備。2度目で身構え。3度目でグイッ。数が出る魚じゃあないのでチャンスは確実に。

 吉野勉船長が数分おきに節をつけるように水深を告げる。「♪35メートル」「♪30メートル」。カラオケ好きかな?達哉若船長のアドバイスは「タナは底から3メートル前後。根が荒いので頻繁に底を取り直した方が確率は高いですよ」。

 ハタだけではなくチカメキントキの群れにぶち当たると、デカイの何の。1キロ超の特大も。プラスワンのお土産だな。宿の仕掛けは6号。オモリ80号。

【クッキング】このレシピには元ネタがあってネ。赤坂・一ツ木通りの海鮮中国料理店のメニューを参考にした。

 (1)ハタはサクにしてそぎ切り。
 (2)カイワレ、トウミョウ、香菜、千切り大根、ニンジン、白髪ねぎを冷水にさらしパリパリに。
 (3)大きめの皿にカイワレを敷き、魚を乗せ、周りに残りの野菜で土手を作る。
 (4)揚げたワンタンの皮(コーンフレークで代用)とピーナツを刻んで散らす。
 (5)まずピーナツオイルをかけてかき回す。その後塩と薄口しょう油で味付けしてシャッフル。ただ、ピーナツオイルは手に入れにくい。なのでエキストラバージンオリーブオイルでもいいかな。香り系オイルも出ているし試してみて。

 家人一言。「あのねえ、店には何十年も行ってない。釣った魚に餌はやらないということね」。オット、逆襲かい。

 ○…「月4回、その魚を食べたい時に出掛けます」。岩下文人さん(55=千葉市)は「何でもやりますよ。フライで遠征も」のオールラウンダー。唯一、千葉にはいい川がないアユは対象外。他に「マラソン、ロードの自転車」と多趣味。休日のやりくりが大変そう。どうやらリモートワークをうまく利用しているふう。さて食べたかったハタに大チカメキントキも加えて吉日だったかな?

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝浦部港・信照丸=(電)0470(73)3483。午前5時半集合。乗合料金男性1万3000円。各種割り引きあり。

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