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好調サバ50センチ 竿頭なんと3時間で!!100匹超 全員クーラー満杯で早上がり

[ 2022年3月3日 07:11 ]

丸々太ったサバを手にする小林健二さん          
Photo By スポニチ

 【釣り新鮮便】一年中釣れるサバだが、脂が乗って最もおいしいシーズンが到来した。水温が低いこの時季だからこその味で、最近は“勝浦サバ”としてブランドとなっている。50センチクラスのジャンボが交じると聞き、早速、勝浦・善栄丸から出船した。(後藤 賢治)

 午前4時に集合、5時に出船し航程1時間で勝浦沖のポイントに到着した。準備が整うと、中口勝船長の「ハイどうぞ。反応凄いです」の合図があり一斉に仕掛けを投入する。

 仕掛けはマサバ用のフラッシャーサビキ、幹糸14号、ハリス8号、ハリ14号の8本バリ、オモリ200号を使用。このごっつい仕掛けに対応できるよう、道糸は擦れにも強いバリバス「クラウン船PE X8」4号を300メートル巻いた。

 1投目。投入するやいなや、30メートル付近で全員に強く激しい当たりがあり、上げてみると丸々と太ったサバがゾロゾロ。時には8本バリにパーフェクトということも。

 右舷トモに陣取った千葉市の小林健二さん(83)は手際良く釣り上げ数を伸ばしていく。「私は中口船長の祖父の頃から3代のお付き合い。もう60年以上通ってます。いつも優しく楽しい釣りをさせてもらってます」と50センチはあろうかという丸々と太ったサバを手にニッコリ。

 鶴ケ島市の山本喜久二さん(66)と、勝浦市の中口明夫さん(68)、筆者にも次々と釣れ続き、全員が75リットルのクーラーボックス満杯となった。通常はヤリイカとのリレー船だが、この日は小林さんの要望でサバ専門として出船。あまりの好調ぶりに「船長、もう降参」となり午前8時に早上がりした。

 100匹超を釣り竿頭になった小林さんに、サバの調理方法を尋ねると「三枚におろしたら、塩を振ってラップを巻いて冷凍すれば、アニサキスも退治できる。食べる時には解凍し、酢に10分漬ければ完成。シメサバなら半年はいけるね」。ほかにも「開きにしたら5%の塩水を作り、3時間ほど漬けて一夜干しにするのがお勧め」と上機嫌だった。

 中口船長は「今年は例年よりも一回り大きく、脂が乗っているサバが多い」と太鼓判。おいしいサバは今がチャンス!

 【ヘルシーな逸品】大サバをおいしく食べよう。東京都瑞穂町の「寿し長」の大将・長谷川勇一さんのおススメは「丸太級サバの竜田揚げバーガー」だ。店内にいた客に試食してもらったところ「肉より軽くてヘルシー。うまい最高!」と大好評の逸品だ。
 (1)サバは身を三枚におろして骨を抜き、半身を3等分に切る。
 (2)(1)をしょう油でさっと洗い、小麦粉をまぶし油で揚げる。
 (3)ネギをハス切りにしてしんなりするまで焼く。
 (4)水菜を2センチ大にカットし、トマトを薄くスライス。
 (5)バンズの上に(4)を乗せ、マヨネーズを塗る。
 (6)(2)を2分ほど酢じょう油に漬ける。
 (7)バンズにサバ、ネギ、水菜、トマトを乗せれば完成。サバ本来のうま味を消さないようショウガなどは使わなかったが、生臭さはゼロ。魚嫌いの子供たちにもウケること間違いなし。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝浦・善栄丸=(電)0470(73)2633。午前4時集合、乗合料金は氷付き1万円。

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