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渓流釣りファン待望の季節到来!“美しき女王”アマゴ、早くも69匹ゲット! 愛媛県・面河川

[ 2022年2月23日 05:30 ]

良型アマゴを釣り上げた筆者
Photo By 提供写真

 渓流釣りファン待望の解禁が各地で幕を開ける。今シーズンは寒さも厳しく、雪の残る地域もあるが、水温の上昇とともにサビが取れた良型の食いが活発となってくる。そこで今回はひとあし早く2月1日に解禁となった愛媛県・面河川の支流黒川へ鮎匠会の永岡克成氏との初釣りリポートとともに各河川の見通しや釣法なども紹介する。(スポニチAPC、鮎匠会・横山 芳和)

 中・四国地方では最も早い解禁となる愛媛県面河川に鮎匠会の永岡氏と解禁直後に釣行を決断。魚影の濃い美しい渓流との情報を得ていたものの、未知の河川のため漁協に連絡。事務員の天野さんから丁寧に説明していただき、人気の高い支流・黒川に入川を決めた。驚いたのは「ポイントは魚が見えるところ」とアドバイスされたことだった。
 黒川に着くと、透明度の高さと大きな岩に驚かされた。まずは車を止め、緩やかな流れの淵をのぞいた。すると、川底に魚影を認めることができた。静かに落ち込みに近づき、仕掛けにイクラ3粒をセットして投入。

 目印がなじむと同時に、スウーッと吸い込まれるアタリ。すかさず腕を突き上げてアワセを入れると、水中で体をよじらせる魚体が見て取れた。ポイントを荒らさないようにと、下流に移動させてから引き抜いた。

 タモに納まったのは18センチのサビが少し残るものの美しい天然アマゴだった。初アマゴに見とれながらも、早速次を打ち込むと入れ食いとなって、次々と食ってきた。サイズが15センチのリリースサイズになってきたところで、次のポイントに移動。

 移動中にも、岸寄りにはアマゴの稚魚が見られた。次の淵でも同様に仕掛けを投入すると、数匹が餌に飛びついてきた。ここでは24センチのイワナを交えて数匹が釣れた。

 この日の入川時の気温はマイナス4度、水温2度。強風が吹きやむと雪が舞い始め、その後は吹雪のような状況になり、仕掛けを押さえながらの釣り。

 こんな悪条件ではあったが魚影が濃いことで私の釣果は15~24センチを69匹(イワナ4匹込み)で、永岡氏は同サイズを53匹(同3匹込み)をゲット。

 先行者の釣果を聞くと「なかなか釣れない」とのことであったがこれは、透明度の高いポイントに不用意に近づいたことによるものと思われた。必ず、下流から静かに釣ることが釣果アップの秘訣(ひけつ)といえる。

 また、この川では15センチに満たない稚魚が食ってくる。私も、10匹ほどが釣れた。こんなときは、素手で触らないようにして早急にリリースしてほしい。

 今回の釣果は、サビが残りスリムな魚体のアマゴだったが、これから水温の上昇とともに良型が竿をしならせるスリリングな釣りが楽しめる。問い合わせは面河川漁業協同組合(電)0892(56)0132へ。

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