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「ズシッ」乗り乗り 44センチ胴長ヤリイカ 今季早くからパラソル級主体

[ 2022年2月4日 07:23 ]

筆者にもパラソル級                               
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 【ガイド】茨城県沖でヤリイカが釣れている。例年より早く濃い群れが入り、好シーズンの予感満点。140メートルの深場から伝わるズッシリ感!大型パラソルが舞う鹿嶋沖に繰り出した。 (スポニチAPC・菅野 順也)

  鹿嶋沖には今季も早くからパラソル級の大型が主体の群れが入ってきて、連日好調が続いている。数ある釣りの対象魚の中でもイカ類は特に人気が高く、シーズンを待ちわびていたアングラーも多い。私もその一人であり、早速、足を運んだ。

 午前5時、清栄丸は女将の山本栄子さんに見送られながら鹿島港から出船。当日は北東風が強く、あいにくの雨。いつもよりゆっくり走って午前6時30分に釣り場に到着した。

 小田桐英仁船長からゴーサインが出て、投入器より一斉に仕掛けが放物線を描いた。海底に届いたら素早く糸フケを取り竿1本分持ち上げる。そこから30センチ間隔で刻みながらの誘いを繰り返すこと5回。わずかな触りを感じて誘いを停止すると「ズシッ」と重みが乗った。私の竿に1投目から胴長35センチの良型がヒットした。2投目はさらに重みが増して雨風を忘れるダブルヒット。続いて胴長44センチの特大も浮上した。

 当日はサバの攻撃もあり、ポイント移動後の1投目を手際よく投入できるかが数を伸ばす鍵となった。

 ヤリイカとヒラメ釣りが得意でこの海に通いつめる、足立区・山本学さん(62=自営業)は「今日はサバも多く少し難しいので、いろいろな誘いを試しています。ヤリイカは刺し身が定番ですが、私は天ぷらも好きですね」と誘い方も決まってズシッ!

 この船が狙う釣り物はなんでも挑戦するという鹿嶋市・錦織裕一さん(31=会社員)は「釣り物が変わると釣り方も全く変わるので、新鮮な気持ちで挑めますね。今日はできませんが、船上干しにして配ると大変喜ばれますよ」と雨天を残念がっていた。
 青果店を経営していても魚釣りが大好きな、市川市・小野塚正さん(68=自営業)は「ヤリイカ釣りは自分で誘って掛けるのが面白いね。乗った瞬間が普通の魚とは全く違う感触がたまりませんね」と悪条件の中でも20匹を釣り上げていた。

 小田桐船長によると「活性が高ければ着底前のサミングだけで乗ってきます。乗りが良くなければ上下に誘いを入れてください。現在は深場が中心ですが、今後は100メートル以内に群れが入ってきて宙層での多点掛けが期待でき、数もぐんと伸びますよ」とのこと。今後は浅場へ入る群れの動きにも注目だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・清栄丸=(電)0299(82)3691。出船は午前5時。乗合料金1万2100円。

 ▼当日使用のタックル 道糸=ヤマトヨ「PE JIGGING 8 BRAIDED」2号、幹糸=同フロロハリス5号、ハリス=同3号、イカヅノ=下田漁具「イカサビキ シュリンプ針2」11センチ、「らっきょ75F2」各色混合。

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