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超大型!!クロダイ48センチ 水温高く苦戦もワンチャンスものに

[ 2021年12月14日 07:10 ]

小林さんは大型クロダイを釣り上げ満面の笑み
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】山形県鶴岡市鼠ケ関の沖磯で、寒クロダイを狙った。少ない当たりのワンチャンスで良型の本命をゲットした。(スポニチAPC 小林純平)

 釣行した日は風もなく波も穏やか。以前から渡りたいと思っていた鼠ケ関漁港近くの大きな島、西島に渡礁した。

 新潟市の釣友・小林克幸さん(56=飲食店経営)も初めての釣り場で気合が入る。西島は深場もあるが、水深5~6メートルのポイントが多い。小林さんは水深8メートルぐらいの釣り座に入った。筆者は5メートル前後の浅場を狙うことにした。

 磯際に仕掛けを入れたが、潮の流れは全くない。予想していた小魚の動きは鈍いようである。当たりが出ないが、付け餌のオキアミも残ってくることはない。投入ポイントを20メートル付近に変えてみた。練り餌はいくぶん餌持ちはするが、それでも数分で消える。

 早速、マルキユー「チヌパワーくわせダンゴ」釣法に切り替えて様子を見たが、ダンゴがバラケてもオキアミは残ってくる。

 しかも潮が沖に流れるようになった。チャンスだ!沖向きに30メートル付近まで流れたところでウキが消えた。

 ロッドで大きく合わせた。手元に伝わってくる魚信は間違いなくクロダイだ。だが、数回のリーリングでハリ外れ、ロッドの曲がりが消えた。しかし、魚の気配は十分に感じられる。

 小林さんを筆者の近くに移動させて間もなく、彼の愛竿に強烈な引きが。リールのブレーキを開放すること数回、相手は相当の大物クロダイかマダイ?小林さんも必死である。

 魚の締め込みに耐えること数分、ようやく磯際に姿を現したは大本命のクロダイ。筆者がタモ入れ。体幅のある48センチの超大物であった。これまで調子の上がらない小林さんも、この1匹で不調から脱出したようだ。

 しばらくしてハリ外れでやや気落ちしていた筆者にも、待望のクロダイがヒット。40センチクラスをゲットして一安心。この日は、練り餌よりもくわせダンゴ釣法が大当たり。

 渡船「第二利丸」の船長、佐藤準さんも、水温が高く厳しい状況の中で「よく釣ったな」と、喜んでいた。

 ▼使用餌 まき餌はマルキユー「チヌパワー日本海」、「チヌパワー」、「チヌパワースペシャルMP」、オキアミ1キロ。食わせ餌は「くわせオキアミスーパーハードL」、「荒食いブラウン、食い渋りイエロー」、「チヌパワーくわせダンゴ」

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