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アツすぎる 寒ビラメ62センチ シーズン開幕!!1月2月は大チャンス

[ 2021年12月9日 07:11 ]

ハリス4号のLTで2.3キロ(62センチ)を仕留めた勝部さん
Photo By スポニチ

  【ココが一番!】「寒ビラメ」――良い響き。寒の入り(1月5日)には間があるが、各地で肉厚ヒラメの盛期を迎えた。12月に入り最後となった茨城北部海域が全面解禁。様子が見たく幕開けした大洗・大栄丸で早速、トライ!(スポニチAPC・林 悠二)

 大洗沖ではかつて良い思いをしている。20メートル前後の浅場での数釣りだ。仕掛け投入→即魚信…。良型に交じり、60センチ級の特大マゴチの引きも楽しんでいる。

 あの夢よもう一度――ピリリリ…合図のホイッスルに胸躍らせての投入。さあ、来い!

 東の空が白みだした早朝のゴールデンタイム。まだ手付かずのエリアで期待は高まる。が、10人が出す竿は“ノーピク”が続く。

 「底荒れと潮の濁りが原因かな」と、苦い表情の大川茂船長。2日前の大シケが食い渋りの原因で、ウネリも高い。そんな中、3度目の移動後にミヨシで初ヒット。これが皮切りで、本命が掛かりだしたのだ。

 水深28メートル前後での横流し釣り。仕掛けが船下に入る潮上側は、常に新しい場所が狙えて有利。ただし、反対側との絡みを避けて道糸の出し過ぎは禁物だ。その間合いを心得てか、右舷胴の間で横浜市の津恵(つえ)清二さん(74)が50、60センチ級を2連発。その数分後、軟調子竿を再びしならせた。

 「波を考慮して、オモリを底トントンのタナ取りでキープ。当たりは一気にググ~ン!」と津恵さん。大洗沖では84センチが自己記録だとか。

 左舷トモでも竿が曲がっている。さいたま市の勝部輝彦さん(67=会社員)だ。

 3匹目に上げたのは60センチ超級の立派な肉厚ビラメ。LT釣法で、ハリスは4号と細めを使っていた。

 「来週、2人の孫を連れて来るための下見」とか。さえた竿さばきが見られそう。

 筆者に当たりが出たのは中盤以降。力強い引きを楽しみ60センチ級をゲット。次いで同級イナワラ、45センチ級イナダ3連チャン。そして再び本命が。底潮が収まり始めたようだ。後半はそれぞれ数を伸ばし、津恵さんが5匹でトップ。2人が4匹だが、その一方でイナダだけだった人も。

 春の産卵後、活発に餌を追い体力を戻したヒラメ。水温低下でイワシが接岸するとそれを追い、4~5キロ級が大回遊する地域。迎える1、2月は寒ビラメの好機。次はあの夢の実現だ。

 ◯…ヒラメ4匹の他、イナダ3、マトウダイ…多彩なゲストにも好かれたのは、多摩市の大和田新蔵さん(74=造園業)。「今回は特大不発。寒ビラメを狙って年末に再挑戦です」とほほ笑んでいた。

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