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今が狙い目!!イシダイ連続ヒット 冬磯シーズンがやって来た-和歌山県・切目崎「庄門丸」 

[ 2021年12月8日 05:30 ]

小ぶりながらイシダイ、イシガキダイが顔を見せてくれた
Photo By 提供写真

 秋から冬磯の季節を迎えるようになった。近年は温暖化の影響か、近場の磯底物も狙えるシーズンがずいぶん長くなっている。阪神間から至近距離で釣行できる和歌山県・切目崎は体力的にも楽な釣り場なので狙い目だ。ただ、天気の不安定さで、磯上がりできる日が限られてしまう。そこで、天気のいい日を狙って竿を出してみることにした。11月中旬、海が穏やかになったのを確認し同地へクルマを走らせた。(スポニチAPC・木村 俊一)

 夜明けを迎えた午前6時過ぎ、切目崎漁港から庄門丸(スポニチ指定店)に乗る。前々日に46センチのイシダイが姿を見せている中バエは常連さん3人が渡る予定だという。「一緒にどうぞ」とお誘いを受けたが、当日はスズシマが空いていたのでこちらへ渡礁してみることにした。

 スズシマは割合に大きな島だ。沈み磯も多くて、底物狙いの人が再々渡っているそうなので、餌もよく効いているようだ。島の北側から渡礁して、南側の沖向きに出る。磯の高いところ、前下がりになった場所に釣座を構える。スズシマのポイントには前方南方向に大きな沈み磯がある。この沈み磯の切れたところを狙うことにした。

 さっそく仕掛けの準備をする。当日用意した餌はウニとサザエ。まずウニの餌を刺して仕掛けを投入してみる。磯の水深は10メートル足らずと浅い。リールのカウンター19の引っ掛かりのところに仕掛けを収める。

 潮は東方向へ下り潮が流れている。ほどなくして竿先を動かしてくる。たたきながら抑え込んでくるアタリはほぼ石物と判断して間違いないようだ。1投目から触ってきたので期待が高まる。
 何度もウニの餌で打ち込むが、いま一息のところで竿先が元に戻ってくる。そこでサザエの餌を3つに切り取って、それを2個刺してみる。サザエは餌持ちがいい。このやり方で食い込んできた。

 1匹目は31センチのイシガキダイだった。この後、潮が止まるとともに、アタリも止まってしまった。

 上り潮に変わったとき同じポイントで派手な柄と模様をした南方系の魚、30センチのモンガラカワハギが食ってきた。このあたりで釣れるのは温暖化の影響だろうか。

 サザエの殻やウニの残骸を足元にまいていたので、竿下10メートルを狙ってみる。ここではウニの餌で32センチのイシダイがヒットする。

 この後は小さなアタリばかりが続くので、納竿前に先客の餌の残骸が残っていた磯の先端部から9メートルのタナを探ってみると、ここでアタリが出て27センチのイシダイが釣れた。帰港後「型は運やからね」と庄門丸の船長。

 小ぶりながらアタリが続いているので、型物のリベンジを誓って帰路についた。問い合わせは庄門丸(電)0738(43)0517へ。

 ◆アクセス 阪和道・印南インターを降りて国道42号を南下。「庄門丸」の看板にしたがって渡船場へ。

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