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魚影濃いワカサギ500匹超 19日バリバスカップはハイレベルの戦いか

[ 2021年12月2日 08:42 ]

中村さんは500匹超
Photo By スポニチ

 【ガイド】19日(日)に開催されるバリバスカップ2021スポニチ「桧原湖ワカサギ釣り大会」を前に今季の状況を確かめに釣行した。稚魚放流も順調で今シーズンも魚影濃厚だった。
(スポニチAPC・菅野 順也)

 「数年前から卵ではなく稚魚に育ててから放流が定着して、魚影が濃い状態です。今年は2億3400万匹放流。さらに昨年2億1000万匹放流した稚魚が育った2年魚も数多く棲息しています。701匹釣れた日もあり、連日トップは200~300匹の釣果となっています」と温泉民宿ひばら3代目・伊藤毅(たける)さんがにこやかに話す。

 湖畔からほど近いドーム船へはボートで移動。到着すると濃い群れが回っていた。皆さん次々に当たりを捉え、電動リールのモーター音が船内に鳴り響く。

 会社の先輩に誘われてワカサギ釣りを覚えた、郡山市・高坂達也さん(27=会社員)は「まだまだ勉強中で、毎回教えてもらいながら頑張っています。なかなか要領がつかめませんが、いつかは先輩に勝ちたいです」と話した。

 伊藤さんによると「ターンオーバー(表層と低層の水が入れ替わる現象)が発生すると少し食いが渋りますが、水色が薄濁りになると餌をよく追うので好条件になります。また、晴れの日より風が吹いて湖面が波立つ日に活性が上がって、釣果が伸びています」とのこと。

 ワカサギ釣り歴4年の中村博之さん(39=会社員)は「誘って合わせを入れないと絶対掛からないところが他の釣りにはない面白さですね」と、鋭い合わせを決めて一荷を連発。535匹を釣り上げた。トップは590匹と魚影の濃さを証明する釣れっぷりだった。

 ◆桧原湖のワカサギ攻略法

 地元の釣具店「アングラーズプラザ岸波北福島店」の安藤孟店長に“裏技”を聞いた。

 (1)餌 最近のメイン餌は赤虫。カットして小さくする。食い込みが良く、エキスで群れを自分の所に寄せて止める集魚効果もある。

 (2)手返し 入れ食い時に下顎に掛かるとハリ外しに時間を要してしまう。上顎に掛かるよう瞬時の早合わせで下顎にハリを掛けない。タイムロスを防止して釣果を伸ばす。

 (3)狙うタナ 宙層に現れた群れに食い気があれば攻める。この時、群れの中心に仕掛けを合わせない。タナをあえて少し外すと群れから魚が飛び出して食ってくる。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、桧原湖・温泉民宿ひばら=(電)0241(34)2368。

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