数釣り3つのコツで ワカサギ326匹 (1)餌替え小まめ(2)合わせはソフト(3)多点掛け

[ 2021年11月22日 07:09 ]

相田さんは技アリの竿頭
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 【釣り日和】長野県野尻湖のワカサギが釣れている。20メートルを超える深場から釣れ上がり、澄んだ湖水の中で身をよじる美しい魚体が見えると心が躍る。屋形船で狙った。(笠原然朗)

 錦秋も終盤。雪化粧した妙高連山に冬の足音を聞く。

 「当歳魚と2年魚が交じって釣れます。水温は13度で適温。好調ですよ」と話す小出茂船長が船を止めたのは船瀬沖。水深は22・5メートルだ。

 東京湾でタチウオが釣れている深さだ。ドラゴンは40~60号のオモリを使うが、湖のニンフ(妖精)と出合うための仕掛けのオモリは2・5号と軽い。底を取ってから少し浮かせて当たりを待つ。ハリス0・2号の4本バリで、餌の白サシは半分に切った。

 竿先にブルブルと魚信が表れ、手巻きのリールで巻き上げると水中に姿を現したのは7センチほど。大きさこそ違えどタチウオも一匹、ワカサギも一匹。命の価値に軽重はない。

 隣席で快調に電動リール音を響かせていたのは燕市の小湊正和さん(35=会社員)。ワカサギ釣り歴は3年。「仲間に誘われて釣り、ハマりました」。シーズン中は、野尻湖と福島県桧原湖に通っている。

 5センチほどの当歳魚に、ハリ掛かりしてから横に走るのは10センチ超の2年魚。3匹掛けともなると引き味だけは重量級だ。

 326匹を釣ってこの日の竿頭になったのは上越市の相田豊さん(56)で新潟、富山、石川、福井県に展開する「本間釣具店・フィッシャーズ」の店員。数釣りのコツは、(1)小まめな餌の付け替え(2)小さな当たりを五感で取り、合わせはソフトに(3)活性が高いときは多点掛けを狙う、だと言う。聞くはやすく、行うは難しの技だ。

 船内にはラジオ放送が流れていた。対談コーナーで「成功したベンチャー企業経営者とは?」の問いに専門家らしき人が答えていた。

 「成功するか失敗するかはコイントスのようなもの。表が出るか裏が出るかは分からない。ただ表を出すために投げ方を工夫するのではなく、数多く投げる人が成功します」

 釣りの上達は場数を踏む…これに尽きる。
 

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