ヒラメ0匹 腕利き船長 ヒラ謝り 簡単に釣れないからこそ価値がある

[ 2021年11月16日 07:17 ]

良型をヒラメを釣り上げた山田智司さん
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 【釣り新鮮便】10月にスタートを切った外房のヒラメ。2~3キロの食べ頃サイズが順調に釣れているだけでなく、朝イチには2~3キロのカンパチも上がっているとのこと。どちらも魅力満点。早速、太海・幸昌丸から出船したが…。(後藤 賢治)

 約15分でポイントに到着した。幸昌丸の舵(かじ)を握る浜崎貴史船長は父親・慶治船長譲りの操縦の名手。期待が高まる。

 餌の生きイワシは、親バリを口から上顎の鼻と鼻の中心に抜き、孫バリは背びれ後ろにチョイ刺し、オモリ50号を付け投入する。リールのスプールに親指を掛け、水圧でイワシが弱らないようにサミングしながら落としていくのがコツ。オモリが着底したら、すぐにタナを取り直し、根掛かり防止のため50センチ上げて当たりを待つ。

 1投目から入間市・西沢武さん(70=サッカーアドバイザー)の「すぐに当たりが来た!」と驚きの声に続き、同行した淑子夫人(67)が「お父さん、私にも当たりが。何か変」と同時にヒット。でも上がってきたのはともにサバフグだった。

 ポイントを移動してもどこもサバフグだらけ。ハリスが切られる被害に遭い仕掛け7組がムダに。閉口していると鎌ケ谷市の真木大輔さん(46=会社員)の竿がいきなり満月状態に。ヒラメではなさそうだが、青物特有の重量感ある強い引き。大型カンパチ?と期待し浜崎船長が大きな玉網を構えると、浮いてきたのはなんとサメ。何度も竿頭を経験する常連の真木さんだが「こんなにヒラメの当たりがないのは初めて」と肩を落とす。

 低調の理由は不明だが無線から「ヒラメも土産も釣れねえよー、まいったな~、こんなの初めてだー」と他船の船長の声が聞こえた。当日は8隻が出船していたが、どの船も当たりがないようだ。午前11時半の納竿間近に、筆者の竿にフグとは違うヒラメでもない当たりが来た。上げてくるとアカハタの一荷。親バリと孫バリに350グラムと450グラムと珍しい釣れ方だったがここで納竿となった。「ヒラメ釣れなくってすみませんでした」と話す浜崎船長に、武さんは「毎回釣れたらヒラメの価値が下がります。釣れない日があるから釣れた日が何倍もうれしい。また釣りに来ます」と温かい言葉。

 船中はゼロだったが、数日前には木更津市の山田智司さん(60)が2キロと1・8キロをゲット。ヒラメは確実に海の中にいる!リベンジを誓った。

 【大絶品!!アカハタのホイル焼き】本命は逃したが、釣れたアカハタをおいしく食べたい!釣果を持ち込んだ入間市の「居酒屋茶茶」の大将・市川進さんのお薦めは、アカハタ丸々1匹を使った「ダイナミックホイル焼き」。(1)ウロコと内臓を取る(2)アルミホイルの上にバターを塗り、スライスしたタマネギを敷きその上に(1)をのせ、さらにシメジ、パプリカ、ナスを置き、バター、オリーブオイル、ニンニク、塩、コショウ(各適量)を振りホイルにくるんで焼くだけ。

 居合わせた客に試食をお願いしたところ「身が軟らくて甘みがあり上品」と笑顔。アフターフィッシングはこうでなくっちゃ。

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