「トックリ」前でグイッとツ抜け きれいな魚体に酔いしれよう

[ 2021年10月18日 07:45 ]

「トックリ」前で竿を出す宮原氏
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 【2021アユ】今季のアユ釣りも終盤戦。若い魚体のアユに合いたくて、久しぶりに静岡県の興津川に妻とともに釣行した。香り高いアユがロッドを絞った。(スポニチAPC諏訪本 修三)

 新東名高速道路を経由して興津川の中流部に位置する宮原おとり店に到着したのが午前7時。私の古くからの友人で、トーナメント仲間である宮原勝好氏(53)が笑顔で迎えてくれた。

 彼の話によると9月下旬までは良型の26センチ級のアユも釣れ、引きも強く豪快な数釣りができたという。そして10月に入ってからはアユの体も徐々に成熟し、警戒心も強くなり数釣りは難しい状態だという。

 この時季は水温も低くなるため、活発に追いだすのは水温が徐々に上昇する午前10時すぎごろ。「コーヒーでもゆっくり飲んでから出掛けたら」と豆をひきたてのコーヒーをごちそうしてくれた。

 世間話をしながら休んだのちに入漁証とオトリを購入し、きょうの釣り場選びのアドバイスをしてもらった。

 この川と幼少時から慣れ親しんでいて的確なポイント選びで評判の宮原氏が薦めてくれた茂野島のポイントに同行した妻と向かった。

 茂野島に到着後、橋下のチャラ瀬でオトリを泳がせた。さすがに10月の早朝の水温は低い。じっくり丹念に泳がせると本日1匹目のアユが浅瀬でキラッと魚体をひるがえし、元気よくロッドを絞ってくれた。

 18センチ、魚体のきれいな“興津アユ”であった。握った手の香りを確認するとほのかにスイカの香りがした。

 下流では妻もロッドを曲げている。

 午後は下流へ。宮原氏と久しぶりに一緒に竿を出したくて、彼の釣っている和田島地区の通称「トックリ」前へ向かった。「トックリ」とは和田島浄水場の水道タンク。高さは45メートルある。

 釣り場へ着くと宮原氏が独特の釣り方でポイントを攻めていた。ポツポツとアユを掛け、午前中で、すでに15匹のアユを掛けていた。

 私たちも負けじとアカ付きの良い瀬肩のポイントを中心に攻める。午後になって水温が上昇して追いが良くなり、納竿の2時すぎまでに15~21センチサイズのアユをツ抜け(10匹超)した。

 宮原氏によると、さしたる出水のない限り今シーズンも11月いっぱいまではアユ釣りが楽しめそうとのこと。数を望まなければまだまだ堪能できそうだ。

 ◇終盤戦のアユ釣りのコツ
 (1)ゆっくり釣り支度を済ませて午前9時すぎくらいに入釣し、水温の上昇する午後を中心に重点的に釣る。
 (2)魚体が成熟したアユは警戒心も強いのでポイントでは静かに行動する。
 (3)オトリの扱いは優しくし、オトリの泳力を十分に生かす。
 (4)掛けバリの点検はマメにする。一度の追いで仕留められるように鋭利さを保つ。

 ▼釣況 宮原おとり店=(電)054(393)2611。興津川漁協=(電)同(393)3894。

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