家族に咲いた満開の笑顔 幸せのシイラ103センチ 予想外の悪天候で苦戦も餌にヒット

[ 2021年10月17日 07:17 ]

妻・幸代の釣った103センチのシイラを囲んで
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 【釣遊録】我が家の家族4人を含む仲間たちと相模湾へ。狙いは沖合のパヤオ(浮漁礁)周辺に回遊するカマスサワラとシイラです。まだ暗い未明の午前5時すぎ、三浦半島長井漆山港から出港。晴れ予報の天気予報は見事に外れ、北風が強い曇り空。30分ぐらい走って空が明るくなるころには、最初のパヤオに到着しました。

 作戦としてはまず3~4人がルアーを投げ、ヒットしたり、追いかけてきたら、解凍イワシをまいて船につけるようにすることでした。これまでの経験ですと朝は1投目でヒットすることが多く。みんなが期待に胸を膨らませてました。しかし、掛かるどころか、追いかけても来ませんでした。

 2つ目のパヤオでは水面近くに小魚がわさわさしていました。そこへルアーを投げ込みましたが、魚の反応はありませんでした。小魚はツムブリでした。

 ツムブリを捕食するシイラがいてもいいのになあと思いつつ、先週まであんなにたくさんいた魚はどこへ行ってしまったのだろう、と船長も首をかしげていました。

 そして3つ目はちょっと遠いパヤオへ行きました。ここへ到着した時は午前8時を回っていました。私はここでイワシをまき始めました。「表層で捕食されなくても深いところへ沈んでいけば、魚は浮いてくるだろう」。そう思いながら。沖縄のパラオ周りでやる方法と同じように、3~5メートルおきに1匹ずつ投げ込みました。

 30匹ぐらいまいた時、「でかいシイラが来た」と船首にいた仲間が叫びました。

 「何匹いる?」

 「2匹です」

 急いでイワシを3~4匹まとめて投げ込むと、その魚のうちの1匹でしょうか、1メートルぐらいのシイラが私の前にやってきました。まいた餌を食べてます。

 「誰か餌釣りやらない?」と聞いても返事はありませんでした。みんなできればルアーで釣りたいのです。

 「じゃあ、私がやる」と買って出たのは妻・幸代でした。

 つけ餌はマルキユーのハード加工されたくわせきびなご。これをタマン用フックに掛け、投げ込みました。スピニングのベイルを開けたままフリーで流していきます。

 10も数えないうちにヒットしました。幸代は慣れた手つきでベイルを戻し、走るシイラについて船の後ろに回り、「後ろから2匹ついてきてるよ」と教えてくれながらファイトしました。次男・尚樹がネットを入れ無事ランディング。これは103センチありました。ついてきたシイラは、これより大きかったそうです。

 この魚を見てみんなが餌釣りを開始しました。いるのが分かってますから気合が入ります。次にヒットしたのは三上隼平さんでした。

 ジャンプした姿を見たら大きそうです。右舷船尾で掛け、ぐるっと回って左舷の前方でファイト。大きくおデコが出たオスのシイラ。シーズン終盤にもこれほど大きなシイラがいるとは驚きです。

 三上さんの個人の最大魚となる125センチ、8・1キロありました。おめでとうございます。

 今回は全員釣果にはなりませんでしたが、大きなシイラを見て初挑戦の人たちは、来年以降への希望が湧いたと目を輝かせていたのでホッとしました。(東京海洋大学客員教授)

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