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熱闘フィッシング甲子園

[ 2021年9月27日 07:23 ]

<バリバスカップ 2021 U-18 選手権 東京湾LTマアジ釣り大会>この日釣った中で1番大きいサイズのアジを見せる日大二中・高の緒方福門くん(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 【VARIVAS】バリバスカップ2021スポニチ「U―18選手権東京湾LT(ライトタックル)マアジ釣り大会」が23日、東京湾一帯で開催された。1都3県の中・高校生82人、21チームが5隻に分かれて参加、マアジ5匹の総重量を競い合った。(久世 明子)

 今年で3回目となった中高生対象の“フィッシング甲子園”。12校の釣り部員を中心とした参加者は、深川・吉野屋、葛西橋・第二泉水、南六郷・ミナミ、川崎・中山丸から出船した5隻に分乗し、それぞれのポイントを目指した。

 日大二中・高の18人が乗船した吉野屋2号船は、前日好調だった富岡沖で腕試し。「大会前に事前練習した」(顧問の戸谷篤教諭)そうだが、タックルの扱いや釣り方に四苦八苦する生徒が続出し、ここではノーヒット。東京湾を一気に横断し木更津沖まで大展開すると20センチ級が大フィーバーした。「きゃー、釣れた。でも触れない」と大騒ぎだったのがチームCの石坂渚さん(中2)。仕掛けを投入すれば必釣する“ミラクル”を見せ計15匹をゲット。「楽しかった」と大喜び。

 船内のあちこちで釣れ始めると、手返しががぜん早くなり全員が一人前の釣り師に変身。お土産確保を済ませ一発逆転を懸け大物狙いの川崎沖へ移動したが、サイズアップ作戦は空振りし無念のタイムアップ。群れで泳ぐマアジは船下に寄せ続けるコマセワークが重要なだけに、部長の緒方福門(ふくと)さん(高1)は「連帯できなかったのは俺の責任です。ヤバいくらい厳しかった」と経験者らしい反省(?)ぶりだった。

 他船で大型は出たのか?優勝校は?ドキドキの結果発表、表彰式は後日行われる。

 ◎神宮孝祐さん(保善高2年)船上で釣り方を教わるとみるみる上達。9匹を釣り上げ「レクチャーが分かりやすかった。マアジは思ったより深い場所にいることに驚きました」。(中山丸)

 ◎デルムント・アランレイさん(東京実高1年)料理が好きで入部し、本格的な釣りは今回が初めてだった。「魚をさばく練習の良い材料が手に入りました」とニンマリ。(ミナミ)

 ◎小出龍之介さん(桐朋高2年)開始早々にサメがヒット。リリースしたため検量対象外となったが、珍客に「根掛かりかと思った。いい思い出になりました」。(第二泉水)

 ◎石川 小鞠さん(横浜商大高1年)観賞魚が好きで入部しました。釣りは2回目ですが、青イソメも触れるようになりました。(ミナミ)

 ◆参加校 東京実高、横浜商大高、城北埼玉中・高、日大二中・高、城北中・高、桐朋高、北豊島工高、芝高、学習院高、立花学園高、保善高、姉崎高=順不同

 ▽主催
 スポーツニッポン新聞社
 東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛 バリバス
 ▽協賛 大塚食品、オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、バンダイ、マルキユー、マルサンアイ、ルミカ、ヤマシタ

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