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ルアー“丸のみ”で勝利の美酒 レイクトラウト63センチ

[ 2021年9月26日 07:19 ]

筆者は「ラスパティーン」で63センチのレイク
Photo By スポニチ

 【釣遊録】関東周辺の渓流魚(マス類)は10月1日から禁漁になる設定が多いですが、日光の中禅寺湖は9月20日から禁漁です。その直前に三上隼平さんと一緒に行ってきました。

 民宿おかじんに前泊し翌朝午前4時すぎ、まだ暗い湖面に赤色誘導灯を点滅にしておかじん桟橋を離岸しました。5時半ごろヒットがありました。50センチぐらいの丸々と太ったレイクトラウトでした。

 その後、60センチ級もヒットして「さあこれから連発だ」と意気込みましたが、例年になく渋い状況です。三上さんにやっとヒットがあったのは8時を過ぎた頃でした。しかしそれは三上さんの自己記録を上回る66センチというサイズでした。

 午後は三上さんがホンマスを狙いたいというのでトローリングをしてみました。沖合を泳ぐホンマスから岸際を泳ぐブラウン狙いに切り替え、私たちの定番となったワカサギミノー「ナギサ」を引くことに。

 水深10~15メートルをレッドコア30ヤードで引くと、すぐにヒットしたのは53センチのブラウンでした。三上さんは50センチオーバーが初めてでとても喜んでいました。

 時々、魚探に映るワカサギの群れを通過するように引くと、次にヒットしたのはレイクトラウトでした。

 民宿おかじんで「トローリングすればレイクは簡単に釣れるよ」とアドバイスいただいた通り、その後も50センチ前後のレイクがヒットしました。

 もっと浅い場所を狙ってみようと10メートル以下を引くと根掛かりしました。私の引き方だと30ヤードで10メートルの底を擦るということです。

 そこでラインを短く調整して流すように指示していると手持ちのロッドにヒット。これが三上さんの自己記録を大きく更新する60センチのブラウンで、重さは2キロを超えました。

 4時間ほどのトローリングで8匹ヒットしたので大満足。最後は大物をとジギングに戻りました。

 魚探には朝よりもたくさんレイクトラウトらしき反応がありました。しかし簡単にはヒットしません。この10年間、キャッチ&リリースで増え続けた魚たちです。毎日のようにドスンドスンと上からジグが降ってくるのです。よっぽどおなかがすいているか、捕食スイッチが入らないとヒットしないのだろうと思います。

 そんな話をしながらロッドを置き、魚探を触っていたら、バタンとロッドが動きました。なんと置き竿にヒットです。上げてみると本日の私の最大魚63センチ。ジャッカルのルアー「ラスパティーン」30グラムを丸のみでした。

 これにヒントを得てなるべくアクションを加えないように誘ってみると、三上さんにもヒット。早朝不調だった彼もその後4匹ヒットして大満足でした。

 ◯…宿の勧めでワカサギ釣りを経験してみました。遊漁券売り場でカラバリ仕掛けを購入し、そのままスピニングロッドに接続。設置してあるワカサギブイの近くへ行くと、魚探にはたくさんの反応がありました。仕掛けを入れるとすぐに当たりがあり、まさに入れ食いでした。餌なしなので効率よくどんどん釣れます。私たちの技術において他の湖で1日やって釣れる量をわずか1時間余で釣ることができました。驚くべき魚影です。1日やって2キロ以上釣った人もいるそうです。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、中禅寺湖・民宿おかじん=(電)0288(55)0410。

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