×

滋賀県・琵琶湖 父娘で過ごす黄金時間-幻想的絶景!朝焼けの湖畔でバス釣り

[ 2021年9月22日 05:30 ]

朝日に輝く湖面、なんともいえない幻想的な雰囲気
Photo By 提供写真

 ようやく暑さも和らぎ、朝晩は大変過ごしやすくなった。暦ではすでに秋のど真ん中。見納めのツバメに名残惜しさを感じる。ブラックバスも冬に備え、食欲旺盛になるころ。大物を狙えるぞ!と娘をけしかけると「行く!」と元気な声。本当に釣れるかな?実は疑心暗鬼だったが不安も吹き飛ぶ“絶好釣”。サイズは最高が48センチだったものの丸々と太ったブラックバスを6匹。昼前から雨のため、短い時間であったが大満足の釣行となった。 (スポニチAPC・八十川 景一)

 気がつけば秋分も間近、秋も半分過ぎた。さわやかな空にはいわし雲。夏場は縁のなかった大型ブラックバスも涼しくなった今こそリベンジ!と琵琶湖への思いが募る。せっかく過ごしやすい季節なのでダメもとで娘を誘ってみる。すると迷いなく二つ返事が返ってきた。

 今年、大学4回生の娘は幼少から釣り、ゴルフ、スキー、キャンプとアウトドアを中心に連れ回してきた。そのおかげで今でも年に数回、アウトドア活動を一緒に楽しむ。
 キャンプや山登りは大学の友人たちと行くようになったが、こと釣りとゴルフに関しては今でも私との独占契約。もし、幼少のころの家族サービスがテーマパークなどの遊び中心だったらこうはいかなかっただろう。私の子育て投資はこうしたささやかな楽しみをくれるので成功だったようだ。

 午前5時半、滋賀県大津市際川のランカーハウス(スポニチ指定店)に到着。明るくなってきた東の空に近江富士(三上山)が浮かんでいる。連日流れる重苦しいコロナのニュースも忘れさせてくれる美しさ。

 昨晩、丁寧にラインを巻き直しセッティングしたロッド4本を握りしめ乗船。オレンジ色の琵琶湖に滑り出す。同じくオレンジ色の湖面は鏡のように静か。大物ブラックバスが「釣れたなら」という淡い期待と、幻想的な風景に「釣れなくても十分満足」が交錯する複雑で何とも言えない黄金時間。この瞬間がたまらない。

 沖合のポイントに到着。水深4メートル前後を狙う。これより浅いとウイード(水草)が密集しており釣りにくい。また釣れたとしても30センチ以下の小物が多い。今日は大物狙い、深場でじっくり待ち伏せ作戦というわけだ。

 タックルは私がテキサス、娘はネコリグ。開始直後、初めのヒットは私。コツンと小さいアタリに合わせると、ググッと絞り込むような引き。ゆっくりと上がってきたのはジャスト40センチ。幸先の良いスタートだ。

 娘もにわかにヤル気になってネコリグからジグヘッドに変更。直後に強烈なヒット。ロッドが限界の弧を描く。上がって来た45センチのブラックバスに娘も満面の笑み。気を良くした娘は、50センチにわずかに届かない48センチのグラマラスなブラックバスを立て続けにゲット。娘のタックルのラインが5ポンドでウイードも濃いため、かなり慎重なやりとりでランディング。

 私は自分がやる以上にドキドキしながら見守った。その後は40センチ弱のブラックバスを私が2匹、娘が1匹追加。天気が下り坂となりここで納竿とした。

 ネガティブなニュースが多い中、ブラックバス釣りがもたらしてくれる癒やしと喜びに感謝する釣行となった。レンタルボートなど問い合わせは(電)090(3357)5125へ。

 ◆アクセス 大阪方面からは名神高速・京都東インターを出て西大津バイパス・近江神宮ランプから県道558号を北へ300メートル。名古屋方面からは名神高速・大津インターから県道558号を北へ5キロ。公共交通は湖西線唐崎駅より徒歩15分。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る