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大満足!58センチのタマミ豪快KO 竿も吹っ飛ぶアタリ連発、大型期待はこれからだ 和歌山県・四双島

[ 2021年9月15日 05:30 ]

強烈な引きを味わいながら釣り上げたのは本日最長寸58センチのタマミ
Photo By 提供写真

 まだまだ残暑が厳しいので、暑い日中を避け快適なナイトゲームを楽しもうと、投げ釣りの対象魚としては最強クラスのパワーファイターであるタマミを狙って8月下旬に南紀・田辺市の沖磯に渡礁した。込み潮ではアタリがなかったが、潮が引き、釣り場を移動するとうまくタマミの群れと遭遇。竿が次々にぶっ飛ぶ強烈なアタリが連発。58センチを筆頭にタマミ5匹と豪快なやりとりは最高だった。(スポニチAPC・松尾 幸浩)

 南紀・田辺の沖磯はタマミ狙いでチャレンジするには絶好の釣り場がたくさんある。初夏から秋のタマミシーズンの中でも、8月から9月は特に大型の回遊が期待できるチャンス。

 しかも、タマミは闇に乗じて餌の豊富な浅場に回遊して来るので、日没から夜明けまでのナイトゲームが主体となる。

 そこで、釣友と南紀マリーナから渡船を利用して、夕方6時ごろに四双島の灯台横へ渡礁した。

 ポイントは潮通しが良く、底が砂地で干潮時には海底が見えるような浅い岩礁地帯。そんな実績場に2人並んでタックルをセット。

 明るい間は食べておいしいメイチダイがよく釣れるので、マムシを刺して軽くキャスト。すぐにアタリがあり25センチ級が連発。

 喜んでいると、早くも大物を狙っていた釣友の竿がぶっ飛ぶ強烈なアタリ。上がって来たのは46センチのタマミ、まだまだ小型とはいえ丸々と肥えた納得の1匹。しかも、それから3連発と明るい間に見事なワンマンショーで満面の笑み。

 私の方は完全に出遅れてしまい急いで大物仕掛けに交換したが、暗くなるとタマミの群れは移動したのか全くアタリが消え、釣れるのは嫌なウツボばかり。

 今日はベタナギで快適だが、田辺の沖磯は平たんで足場が低い場所が多く、釣りやすい半面、波やウネリがあると渡礁できないのが難しいところ。

 その後、時間だけが経過して餌取りも少なくなり厳しい状況が続く。ところが、午後11時過ぎに潮が引くと釣友の右側にある一段低い場所でも竿が出せるようになり、地形的にシモリ際が狙えるので急いで移動。

 これが大正解。三脚をセットし、大きめのヒイカを刺してキャスト。リールのドラグをロックし、尻手ロープを用意してアタリを待つ。

 しばらくするとブシューッとロケットのように竿がぶっ飛ぶ強烈なアタリ。三脚の上でシーソー状態となり、これを目撃するだけで体中のアドレナリンが駆け巡る。これは43センチの小ぶりながらまずは本命の登場にホッとする。

 それからがすごかった!群れが回って来たのか、一気の4連発。しかも最後はドスンとすごい重量感ですぐに強烈な引きが伝わってくる。まさに磯のモンスターとの格闘だ。

 タマミはシモリのある方向へ逃げようと走るので、相手にスキを与えないように力の限りがむしゃらにリールを巻く。やがて、足元の海面にポッカリと浮いたのは大型のタマミ。測ると58センチもあり、思わずガッツポーズ。

 しばらくアタリがなかった釣友も50センチ級がヒットして2人で9匹と大漁。夜明け前に納竿したが、これから秋に向けて、さらに面白くなりそうな期待十分な好釣り場だった。

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