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イッシッシ~な休日はいかが? 底物好調、イシダイ40センチ&イシガキダイも 和歌山県・切目崎

[ 2021年9月8日 05:30 ]

40センチのイシダイを釣り上げた村上さん
Photo By 提供写真

 和歌山・切目崎の磯底物が好調だ。初秋とはいえ、海の中はまだ真夏の様相を呈している。今年は海況が悪くて磯へ渡れる機会が少ない。しかし、渡りさえすれば活発な石物のアタリが期待できるのだ。ナギのタイミングで竿を出してみた。(スポニチAPC・木村 俊一)

 夜明けを待って、切目崎漁港から出船。「餌がよく入っているのは中バエとスズ島です。どちらでやりますか」と庄門丸(スポニチ指定店)船長。地元・印南町の村上雅英さん(65)と中バエに渡る。

 村上さんは今年、中バエで10回も竿を出しているベテランだ。「今日はいい日和です。今年の初夏から夏場は50センチ超のイシダイがよく釣れました。イシガキなら確実です」と村上さん。うれしい状況だ。

 村上さんが磯の中央寄り、私は上バエ寄りの北端から竿を出す。潮は南から北方向へ向かって流れる上り潮が動いている。流れの速さは緩やかでいい感じだ。

 まずリールカウンターで30付近を狙ってみる。しばらく竿先を見つめるがピクリともしない。「なぜ、どうして」と不安になる。

 しかし、村上さんから「最近は近投でよく釣れていますよ」とアドバイス。実際にいい感じのアタリが出ている。近くに集中してエサが打ち込まれているようだ。

 そこで、私も近投を試みることにした。前に張り出しがある。このすぐ前を狙ってカウンター20前後だ。このタナでアタリが出る。

 初めに村上さんが竿を曲げる。海面に浮いてきたのは40センチのイシダイだ。2人とも、てっきりイシガキダイの引きだと思っていたのでびっくりした。続いて35センチのイシガキダイ。そして、私の竿にも32センチのイシガキダイが食ってきた。アタリは出るのだが、食い込んでいかない。

 手持ちで対応しても引き込んでいかない。そんな中で、村上さんがイシガキダイを1匹追加。苦戦させられながら正午を迎える。ここで村上さんが納竿した。

 前線が発生しているせいか、いい日和なのにお昼前からウネリが出始めた。そこで、少し高い釣り座に移動。長い時間はやれない感じだ。短時間勝負と12号のクワセバリをつけて対応する。ここでは15のタナを狙う。すぐにイシガキダイが2連発でヒットする。大きいので37センチ。いい引きを楽しませてもらった。

 そのうちに、足元を波が洗いだした。小型のイシダイとイシガキダイを追加したところで午後2時半、納竿することにした。28~37センチの石物5匹の数釣りを楽しむことができた。切目崎の底物はお天気を見て出かければ好釣が期待できそうな感じだ。

 問い合わせは「庄門丸」=(電)0738(43)0517へ。

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