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テンヤ狙いでF6タチウオ124センチ ゲストに70センチ級サワラも出た!!

[ 2021年8月26日 07:13 ]

船中第一号で124センチを上げた羽田さん
Photo By スポニチ

 【名人への道 決め手はコレ!】東京湾のタチウオ人気は依然衰え知らず。天ビン主体だった釣法に、ここへ来てテンヤ釣りも加わり一気に過熱状態。大きなマイワシを餌にするため掛かる魚も大型中心。130センチ超のスーパードラゴンも夢ではないぞ。さあ、どう狙う?(スポニチAPC・林 悠二)

  「テンヤ狙いが増え、大型がよく出ます。反応の方も連日山盛り」とは八景・鴨下丸の高山将彦船長。

 夢の130センチ超級…天ビンでは取り込み限界のF6(指幅6本分)クラスが、すでに何匹も仕留められている。

 「釣れないと天ビンに浮気する人もいるけど、我慢も必要なんです」(船長)

 この日は15人中、半数がテンヤ組。PE2号以下の道糸なら天ビンで狙っても良く、両方狙いの人もいる。

 「水深70メートル。タナ67~55メートル」。第1投は走水沖。さすが“タチウオ銀座”。周囲は船、船、船…の大船団。

 テンヤ釣りの主流は「バイブレーション釣法」だ。竿先を終始上下させる一方で、同時にラインをスローで巻き上げていく狙い方。疲れを軽減するため、リールの30センチほど先を軸に構え、小型電動リールで巻き上げる狙い方が主流に。

 激しい竿先の動きに目を奪われそうな誘いで、125センチ級を連発させたのは横浜市の森谷朋之さん(46=公務員)だった。「昨年はズル巻きで簡単に釣れたけど、今年はバイブレーションを入れないと掛からない」。結構せわしない誘いだが、タチにはこれがお気に入り!?

 「うわぁー重いぞ!」。投入して早々に124センチを上げたのは、日野市の羽田邦雄さん(65)。天ビン釣りではめったにお目にかかれない大物だ。わしづかみしたF6に「1匹で十分。満足サイズです」と頬を緩めた。

 テンヤのゲストで70センチ級のサワラも出た。「タチは大暴れしたけど、これは重いだけ。スルスル上がりました」と横浜市の石川知幸さん(44=カウンセラー)。幅広の魚に「西京漬けが楽しみです」。

 この日、当たりの割に掛かりは渋めでトップは森谷さんの8匹。筆者は良型4匹でストップだった。

 天ビン釣り同様に誘いのアクションや、アピール方法がキモ。常に誘いを掛けるバイブレーション、超スローで巻き上げるデッドスロー。止めて、巻いてのストップ&ゴーが主な狙い方だ。同乗した江端直人船長によれば、最近は竿をチャカチャカ振って誘うバイブレーション釣法が主流。指示ダナから1メートル間に7~8回に分け、小刻みに誘い上げた後ピタッと3秒間ステイ。この繰り返しで当たりダナを探り出す。ググン、ゴンの強い魚信は→即合わせ。

 フワリと食い上げが出た時も合わせ時。食い込まない時は、同じ場所でチャカチャカ誘う。そのため硬い先調子竿が有効。天ビン用の竿はのされて、水面バラシが目立っている。

 20日に宿新記録143センチが出て釣果も平均10匹以上。

 「テンヤは餌が大きい分、相手も大型。スーパードラゴン狙いなら断然テンヤ」と江端船長は絶賛していた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。乗合は午前7時20分出船。料金はイワシ餌(5匹)付き8500円。女性、中学生以下は5000円。イワシ別売り5匹400円、10匹700円。天ビン切り替え時の切り身餌は300円。

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