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マアジだマダイだ 2大ターゲットダブルでわっしょい 避暑ナイターとはならずも…

[ 2021年8月20日 07:16 ]

早田さんはマアジには目もくれずマダイ専門
Photo By スポニチ

 【釣り巡礼】マアジもマダイも魚影は濃厚だ。ターゲット選択が悩みどころの避暑のナイター釣りで新潟県岩船沖に繰り出した。乗り込んだのは岩船・恵陽丸。(スポニチAPC・菅野 順也)

 新潟の夜釣りといえばマアジが定番。胴突仕掛けで手軽に数釣りが楽しめる。だがここは日本海。全国的に見てもマダイの魚影が濃い。「どちらも楽しめたらいいのに…」そんな欲張りさんの期待に応えてくれるのが恵陽丸だ。

 「今年はマアジのサイズが良く、数も順調です。マダイは潮の流れがほど良い大型が上がっています」と、阿部賢一船長がにこやかに迎えてくれた。

 午後5時半出船。航程30分で水深50メートルのポイントへ到着。シーアンカーで船を潮に流した阿部船長よりスタートのサインが出た。マアジの仕掛けは胴突式のサビキ。マダイは片天ビン1本バリにクッションゴムを付けて1ヒロ(約1・5メートル)ほどのハリスを使用。ほとんどの人がマアジ釣りから開始した。

 1時間ほどは静かに経過した後に、私の竿に当たりが表れた。「コンコンコン」と軽快な穂先の動きは隣席にも伝わり、魚が寄ったシグナルを確認。それから間髪入れずにマアジの食いが続いた。

 「今日はアジを専門で狙う」と宣言した米沢市・八巻健一さん(72=自転車販売業)は「マアジはグググッと手にくる感触がたまりませんね。大型は刺し身、中型は塩焼きがうまいからね」と良型を連発した。

 一方、八巻さんに同行した米沢市・早田康治さん(72=測量設計業)は初めからマダイ狙い。

 「釣りは川から船まで何でもこなしますよ。マダイは引きの強さが魅力ですね。中型でも十分手応えがありますね」と45、43センチを釣り上げた。

 1年を通してさまざまな釣り物を追っているという、東置賜郡・近野一利さん(51=建設業)は「マアジは十分釣ったので、マダイに切り替えました。そしてしっかり釣れたのでうれしいです」と、作戦成功!

 私も中盤から切り替えて、タイラバでマダイを狙ってみた。潮が澄んでいたので、早めにリールを巻くと海底から15メートルで「ゴツン」とヒット。52センチをキャッチ。外道のエソも多い状態だったが魚の王様は食欲旺盛で、46センチも追加できた。

 当日は2大ターゲットの他にもゲストが多彩でカマスやアカイカにワラサも登場で五目の展開。避暑のナイターとはいかない暑さの中、納竿となった。

 ▼釣況 上信越地区、岩船・恵陽丸=(電)0254(56)6908。出船時間は要確認。乗合料金8800円。

 ▼マダイのタックル 竿=がまかつ「桜幻鯛ラバーS B68UL」、タイラバ=同「桜幻鯛ラバーQ2 80グラム♯13」、ライン=ヤマトヨ「PE JIGGING 8 BRAIDED」1・0号、リーダー=同「鯛ラバショックリーダー」3号。

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