夏が旬!!超簡単タチウオ素揚げポン酢 “じらし上手”振り向かせるには…“細かく誘う”べし

[ 2021年8月10日 07:18 ]

太め連発の萩原さん                               
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 【一釣一品食べま専科】タチウオの揚げポン酢を食す。夏タチ、旬である。独特の駆け引き、掛けた時の重量感。そしてうまい。いても立ってもいられず足は川崎・中山丸へ。(スポニチAPC・町田 孟)

 このお方はじらし上手ですねえ。コツンと来てからその気になるまで。そぶりを見せながら、空気を読まずに迫ると、プイだもの。なんか昔を思い出しちまう。ネオンの海を泳いでいた頃をね。ムフフ。でもね、ほとんどハリ掛かりさせられなかったよ。豊満ボディーだった敵さん。仮面の下の素顔はタチウオ並みだったのかも。

 【釣戦】宿の仕掛けは7号2メートル。ハリ2/0号。中山勝之船長=写真=からアドバイスが飛ぶ。「チモトにパイプなどつけない方がいいです」

 まず向かったのは富津沖。水深15メートル前後で底から5メートルまでを狙う。「餌は2センチくらいに短くして。掛かりが全く違うから」。サイズはもうひとつだが“海の駅”とも言えるお土産確保の場所だ。「メリハリをつけて誘って。竿先が跳ねるくらいでいいですよ」

 ほぼほぼ満足の後は、メーター級狙いで走水沖へ。タナは上から50~60メートルの間。餌は切らずに使用。潮時とともに5F(指5本幅)級が姿を見せる。僕はと言うと4Fが最高。来た!あれっ?でハリス切れ連発だもの。めげる一方。「誘いの間が長過ぎる。大きければ口もデカい。ゆっくりだからのまれちゃうんだ。細かく誘えばその暇がないでしょ」。船長の訓話を聞いたのは沖上がり後。そう言えばリール4分の1回転で細かくだったよなあ…。浅場と深場。全く違う釣り方に翻弄(ほんろう)された。

 【クッキング】どうしても細身も交じるでしょ。で、快調に5F級も3本追加した隣席の萩原淳二さん(42)が教えてくれた直伝一品。超簡単。ぶつ切りにしてそのまま骨ごと素揚げにする。カリカリになったらもみじおろしとポン酢で。なんぼでもいけるわ。
 ところが家人。「いろいろ仕込んでくるけど、塩焼きが一番」。シラーッとした顔の裏でキバむいてない?

 ○…萩原さんは神楽坂のカウンター割烹(かっぽう)「め乃惣」2代目。本家は泉鏡花の「婦系図」に出てくる「めの惣」のモデルとなった老割烹料亭「うを徳」。一昨年亡くなった父・哲雄さんが小説から名前をもらって興した店を継ぎ、母の千恵子さんとともに切り盛りしている。釣り歴は「正味3年くらい」。今では津軽海峡までマグロを狙いに遠征するほど。「まだ釣ったことはないけれどいずれ」。コロナ禍でお店は開店休業に近い。「お酒が出せないので厳しい。協力金頼みですが4月分しかもらっていない」。場所柄オフィス街ではない。接待が主流だけに「ランチも値段を下げればいいってものじゃない。元へ戻せなくります」。今のところ禎子夫人と小6と小1の女の子に接する時間が増えた以外は釣りに出掛けるしかない状態。我慢のしどころ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、川崎・中山丸=(電)044(233)2648。午前6時45分出船。料金9800円。

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