夏は渓流で!イワナ32センチ 移動繰り返し源流野生魚初ヒット

[ 2021年8月8日 06:40 ]

トリコロールミノーでヒットした32cmイワナと筆者
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 【奥山文弥の釣遊録】暑い夏は夏ならではの海釣りか、渓流釣りに行くのが楽しいのではないかと思います。

 今回は東京海洋大の卒業生、三上隼平さんと一緒に長野県千曲川源流へ行ってきました。彼はまだ野生のイワナを釣ったことがありません。私がこの地を訪れるのは約20年ぶりです。

 野辺山から川上村に入ると辺りは一面レタス畑。道路は畑の泥で茶色です。支流に入り、林道脇でウエダーを履いて準備していると釣り人らしき車が何台もさらに上流へ向かっていました。激戦区とは聞いていましたが、いきなり人が多いことに驚きました。

 川へ下りて釣り開始。三上さんはフライ、私はルアーです。ルアーはジャッカルの「トリコロールミノー」です。

 三上さんがフライで先行し、私が後攻。フライは水面しか流れませんから、ルアーで釣れる可能性があります。日曜日だったので、足跡がいっぱい。それは昨日のものなのか、今朝私たちよりも早く入った人のものなのか分からないほどでした。

 フライにはアタックがありませんでしたが、ルアーには3回ほどチェイスがありました。魚がいることは分かりました。

 そして500メートルも行かないうちに途中から全く反応がなくなりました。上流を見ると先行者がいました。というよりも、私たちは車を確認して入渓しましたから、私たちを先回りして入ったとしか思えません。あるいは私たちの車に気付かなかったのか?文句を言っても魚は釣れませんから、そこを諦め移動しました。

 思い切って手薄になっていそうな下流の集落周辺を釣ってみました。ここは橋や堰堤(えんてい)があって入渓しやすそうでした。私たちが川へ下りると、すぐに次の人たちが橋の上から様子うかがいにきて私たちの姿を見て諦めていきました。それほど人が多いのだと思いましたが、今更川を変えることはできません。

 とりあえずそのエリアを重点的に釣ることにしました。

 フライには反応がありませんでしたが、ルアーに小型のチェイスがありました。「これはイケるかも」と期待しますね。しかし早朝のチェイスといい、ラインが黄色だから見破られるのかもと、不安もありました。

 三上さんがフライを何回も流した後の落ち込みの中へトリコロールミノーを投げると、泡の下からルアーが見えた瞬間に影が走りググッときました。ヒットです。

 しかも大きそう。緩めにセットしたドラグが鳴ります。硬いと感じていたロッドはいい感じで曲がってます。

 ラバーネットに納めるとなんと尺イワナ。後で測ったら32センチでした。最近は白点のないヤマトイワナばかり狙いに行っていたので、小さな白点がたくさんあるニッコウイワナはとっても新鮮でした。

 その魚をリリースした後は、当たりが遠のいたので堰堤を区切りにしてまた大きく場所移動。今度は私もフライにして小さな沢に入りましたが、ここも朝から叩かれたようで、当たりどころか、魚が走る影もありませんでした。

 しばらく進むと、浅瀬の中央でドライフライにヒット。こんな場所で出るなら、先行者はいないのかもと思いました。まだヒットを得ていない三上さんを先頭に釣り上りました。その後三上さんは3回ヒットがあり、うち1匹(20センチぐらい)を見事フィッシュオン。

初めての源流野生魚を釣ることができました。(東京海洋大学客員教授)

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