岡山県・加茂川 快竿止まらぬ!良型16~22センチ42匹 野アユの聖地で強烈な引き満喫 

[ 2021年7月21日 05:30 ]

野アユの強烈な追いを楽しみ釣り上げる至福の瞬間
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 梅雨の最中、7月初旬にアユ釣り解禁の岡山県吉井川支流・加茂川の加茂郷漁協の厨子副組合長から招待を受け、釣友たちとともに釣行した。十数年ぶりの清流と懐かしい先輩たちとの再会、そして何よりも今シーズン最高の良型アユの強烈な引きと釣果に、皆が感動する一日を満喫した。釣果は16~22センチの良型を42匹。参加者も同サイズを30~56匹掛け、驚異的な加茂川を絶賛した。(スポニチAPC、鮎匠会会長・横山芳和)

 心配された雨も降ることはなく、午前6時過ぎに加茂郷漁協に到着した。既に厨子副組合長と親交の深い釣友数人が談笑していた。久々の再会で話に花を咲かせながら、釣り場の状況をうかがった。

 漁協を出発して、川見をしながら水温が上がるのを待って入川した。三ツ岩橋上下流を選び、まずは上流側の左岸、石のつややかな色合いと変化のある瀬脇に狙いを定めた。

 水位は平水に戻り始めて濁りもなく、水温は17度。ナイロン仕掛けにおとりアユをセットして足元から送り出し白泡の立つ水深40センチほどの掘れこんだ筋に導く。

 流れになじんだおとりアユは、動きを速めて落ち着きがない様子に、野アユの存在が予測できた。そこで、頭大の黒く見える石に向けて水中糸を張り気味にしたゼロオバセで止めると同時に、ツッ、ツッーと下流に引っ張られるアタリ。竿をタメるが、野アユの引きは思いのほか強い。2歩3歩と下がりながら、石裏のヨレに導き引き抜いた。

 タモに収まったのは、黄色い追い星3本をまとった体高のある21センチの美アユ。感動できる1匹は、特有のスイカのような香りを放っていた。

 おとりを交換して同様のポイントを攻め、入れがかりで11匹をゲットした。その後は橋の下流に移動し、先行者の釣り残したピンポイントを丁寧に泳がせては止める釣法で数を伸ばした。

 昼の集合時間には、皆が20~30匹の釣果。私も22匹で前半戦を終え、昼食会を楽しんだ。いつになくゆったりとした休憩を取り、後半戦はイチ押しの漁協前から下流の瀬を釣り下がった。やはり、名手の後には素直な野アユはおらず、B級ポイントを粘り強く止めては待つ釣りを強いられた。

 しかし、石の粗い場所が多く魚影も濃いため、深場の黒光りする石を狙えば、ギュ、ギューンと強烈なアタリで頭の芯まで快感が走った。やっとの思いで取り込んだのは、この日の最大22センチ。

 午後5時前の納竿では、16~22センチを42匹の釣果だった。竿頭はスポニチ元名人の君野貴文氏で、同サイズを56匹に満面の笑みで再釣行を熱望していた。

 ここ加茂川は、黄色い石はザラついて苔(こけ)は付かないため、黒い石の輝きを狙えば釣果は伸びるはずだ。

 加茂川は、自然豊かな山里を流れる清流で、良質なアユを育み魚影も濃い。その上、釣り人が少ないことから素直な野アユが強烈に追ってくる聖地といえる河川だ。

 厨子氏は、この素晴らしい加茂川を、もっと多くの釣り人に楽しんでもらい、もっと良い川にとの思いで、自治体勤務退職を機に漁協改革に取り組んでいる。これに賛同する方々も多く、われわれもその思いに賛同して「アユの釣れる川づくり」に向けて行動したい。

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