×

豪華ゲスト続々!!ヒラメ63センチ 30センチ超アイナメ “変化球”で誘うも本命マダイには出合えず

[ 2021年7月16日 06:21 ]

引地さんは63センチのヒラメ
Photo By スポニチ

 【ガイド】宮城県仙台湾で一つテンヤ釣りを楽しんだ。本命はマダイだが、天然の根が点在するポイントではゲストが多彩。牡鹿半島沖に繰り出した。(スポニチAPC 菅野 順也)

 「今シーズンは初期から順調に釣れていました。マダイは水温が上がらないと釣れないという説が浸透しているようですが、そんなことはありません。他の魚より早く動きだしますよ」と語る秋元勝治船長。塩釜港より出船したみなとや丸は牡鹿半島の東端部沖に到着した。

 風光明媚(めいび)な田代島と網地島の間、潮通しの良いポイントから釣りをスタート。水深は33メートル。テンヤはまず5号をチョイス。餌は冷凍のエビを使用する。海底から竿の長さ分をシャクリ上げて再び下ろす誘いを繰り返すと「コンコン」と軽快な感触が伝わってきた。「ビシッ」と合わせを入れるとヒット。30センチ超のアイナメや良型の黒メバルを連続でキャッチ。うれしいゲストではあるが本命はマダイだ。

 “赤い色”を釣るコツを秋元船長に聞くと「底ではなく水面から15メートルほどに浮いたタナで食う時が多いですよ。前方にキャストしたらフリーで落とさずにリールのベイルを戻して、手前に弧を描くように落下させる“カーブフォール”が有効です。ぜひやってみて」とのこと。

 私もすぐに誘い方を変更。船長直伝の“変化球”を試した。
 テンヤの他にタイラバやタイジグの使用も可能。ルアーへの反応も良いのがマダイの特徴でもある。

 次々にタックルをローテーションしていた、登米市・森康平さん(41=会社員)は「どれかは当たるだろうと、あの手この手で頑張っています。中でもタイジグにヒットを期待しています」と攻めの釣りを展開。

 シーズン中はこの釣り専門という、仙台市・加藤宣さん(44=会社員)は「地元のこの海でマダイが釣れるので、月2回は通っています。この前はしっかりと65センチの本命を釣りましたよ」とロッドアクションに集中。 大きく竿を曲げた、福島市・引地吉彦さん(54=運送業)は「赤いのが釣りたかったのですが、うれしい魚ですね。きょうはこれで満足です」と63センチのヒラメを釣り上げた。

 “変化球”の連投もむなしくマダイには出会えなかったが、天然の根にはゲストが多彩だった。

 ▼当日使用のタックル テンヤ=エコギア「オーバルテンヤ」4~8号各色、エビ餌締め液=マルキユー「エビシャキ」、道糸=ヤマトヨ「PE JIGGING 8 BRAIDED」0・8号、リーダー=同「フロロショックリーダー」2・5号。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、塩釜・みなとや釣具店(みなとや丸)=(電)022(366)3709。1日船1万2000円(餌2パック付き)。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る