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タカノハ58センチ 攻略法は風とウネリを考慮した場所選び~えりも岬漁港~

[ 2021年7月16日 05:30 ]

筆者のタカノハ58センチ!
Photo By スポニチ

 【爆釣タックルほっかいどう】7月に入り、えりも岬の東側(黄金道路)もタカノハ最盛期に入った。岬を境に圧倒的に波が高い東側は、風とウネリを考慮した釣り場選びが一番のタカノハ攻略法となる。

 先発で11日朝から黄金道路入りした佐藤渥さんは、前日からのウネリが残り、浜は無理と判断しえりも岬漁港へ。朝まずめに40センチを頭にクロガシラの入れ食いで3時間で16匹の大漁だ。同じく東側の浜を諦め西側の様似町旭漁港に入釣した伊藤繁昭さんはアブラコ49センチ、クロガシラ44センチ。上げ潮にはタカノハ50センチ、45センチとこちらも港内を選択し正解の釣果だろう。

 私は夕まずめと満潮が重なるワンチャンスに懸けて東側に行き、えりも岬第2集落で同日午後3時開始。遠浅でウネリが立ちにくく所々に昆布の根原があるため、タカノハの餌となるカニや虫類が豊富なポイントである。横風はあるもののゴミはなく、なんとか打てる状況。上針にカツオ、フロートを付けた長めの下針にはエビを付け、60メートル先の昆布根の沖側にある横溝に竿3本打ち込んだ。

 4時すぎに小型のタカノハ3連発。食い気も活性化してきたが小雨が本降りとなり、ずぶ濡れの状態の満潮5分前の5時5分に竿先が一気に刺さり込んだ!昆布根越しでなかなか抜けてこない。糸を緩めることなく竿を弓なりにさせたままの根比べ状態。時折来るウネリを利用して少しずつズルズルと抜け、最後に来た大きなウネリでズボっと根から抜け出した。重量感たっぷりのリールを巻くと現れたのは大型タカノハ58センチ、3・2キロ!今回のように風波や雨、根に苦労したことが報われる1匹の価値は大きい。その後、アブラコを追加し終了した。

 最盛期のごとく磯、浜、港それぞれ魚影は濃いので、その日に合わせた釣り場選びをして釣行するといいだろう。(苫小牧市・小坂 誠二)
 

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