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お手軽!!誘えば食う 熱い!!夏ビラメ3キロ級 朝イチ狙い目当たりは「ゴン」

[ 2021年7月15日 07:54 ]

都筑さんはソゲを釣ったあと3キロ級をゲット
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】千葉県外川沖の“夏ビラメ”釣れている。近場の浅いポイントで数釣りが楽しめるのも魅力。当たりも多くて、基本を守ればビギナーやファミリーでも手軽にヒラメ釣りが楽しめる。(国友博文)

 かせ丸では既に5キロクラスの実績もあり「今年は型がいいね」と竹内輝夫船長も納得の様子。元気の良い大型のイワシを船に積んだら、実績の高い利根川沖を目指して出船。

 「大きいイワシには大きいヒラメが食ってくるよ」と船長。

 海はベタナギ、絶好のヒラメ日和だ。餌のイワシに素早くハリを掛けたら60号のオモリと同時に投入する。イワシが大きいだけに、竿先には泳ぎ回る動きが伝わってくる。「ギューン」と一気に竿先が水面に滑り込む。重量感を感じると開始1分で本命が顔を出した。

 右舷トモの香取市の龍野国男さん(83)も同時ヒット。「送り込んだらうまく掛かりました」と笑顔が輝く。このように朝イチのモーニングタイムは狙い目だ。

 続いて親子3代でかせ丸に通う荒川区・住井俊彦さん(50=会社員)の竿が曲がるとでっかい口のマトウダイが餌に飛び付く。 イワシの餌では青物や根魚など高級五目が楽しめる。この釣りは、まめなタナ取りが釣果を左右する。海底に泳ぐイワシの動きをイメージすればさらに楽しくなる。当たりがなければ、誘い上げると「ゴン!」と狙い通りの当たりが訪れる。

 狭山市・都筑泰明さん(62)には風にユラユラのソゲクラスが顔を出し「次はサイズアップです」と苦笑い。

 オモリを海底に「トントン」させて「餌はここですよー」とアピールすると竿先に返事がやってくる活性の高さだ。高めのタナにセットして置き竿で取材メモを取ると「ギューン」と一気に竿がお辞儀する。海面にはコバルトブルーのヒレを広げたホウボウだ。それも50センチ超えのうれしいサイズ。

 再び都筑さんにヒット!竿の曲がりから今までにない良型に間違いない。見事3キロ級を手にして「サイズアップし成功です」とガッツポーズ。かせ丸の夏ビラメ、今シーズンもおススメです。

 ◯…「夏のヒラメはねー」と言う人もいるが、しっかり血抜き処理して水氷で持ち帰れば絶品のうまさ。背中側は、サッパリと腹側はモチモチ甘みが凝縮されている。刺し身で一杯、火を通して一杯、皮と胃袋は湯引きポン酢で一杯、頭と骨は最高のだしが取れる。このだしを使った漬け茶漬けが私の大好物である。

 ◇龍野名人の一言 私のお気に入りは、軽くて短いゲームロッドです。ヒラメ釣りのコツは餌のイワシを弱らないように丁寧に付けることです。イワシの大きさで、背中や腹など孫バリの位置を変えます。イワシが小さい時は孫バリを掛けないで遊ばせておきます。海底の地形によっても工夫すれば根掛かりが少なくなります。

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