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マダイ豪華競演マアジ 付け餌なしのサビキ仕掛けで楽しさ2倍

[ 2021年7月7日 07:53 ]

佐藤慎一さんは良型マアジの一荷
Photo By スポニチ

 【ガイド】メインターゲットはマアジ。サビキ仕掛けにゲストのマダイがWヒット、そりゃタイしたもんだ!旬のうまい魚を求めて、夜の岩船沖に繰り出した。(スポニチAPC・菅野順也)

 ◎岩船・恵陽丸(新潟県村上市)

 「例年よりサイズが大きいのが今シーズンの特徴ですね。マダイも多く釣れていますのでどちらでも好みで狙ってください」と阿部賢一船長がにこやかに迎えてくれた。

 午後6時半、夕陽に染まる水深45メートルのポイントに到着した恵陽丸。水中パラシュートで潮の流れと船を同調させて、集魚灯を点灯して準備OK。まずはメインターゲットとなるマアジ釣りから開始。 使用するのは胴突きサビキ仕掛けで、付け餌はなし。1時間ほど経過してあたりが暗くなると魚が寄り始めた。船中1匹目の良型マアジが姿を見せると次々に竿が踊りだした。 誘い方は竿を持ち上げてふわりと落下させるのが基本。オモリが海底に着底したと同時に当たりが現れることが多い。「ガツガツ」「ゴツゴツ」。シンプルな胴突き仕掛けから鋭く感触が伝わってきた。

 2種類のタックルを準備していた、仙台市・佐藤慎一さん(53=保険業)は「マアジだけでもたくさん釣れて満足な釣果です。さらにこれからマダイにチェンジするので楽しさは2倍ですね」と、前半のマアジ狙いを白星で決めた。

 私のサビキ仕掛けにもマアジが間髪入れずに食ってきて、マダイのダブルヒットも飛び出した。

 「底付近から少し上までマダイの反応がたくさん出ています。たくさん寄ってきましたよ」と、魚探の反応を見る阿部船長。それからは船長の宣言通りにマダイタイムに突入。狙いを切り替える人が続出。仕掛けは片天ビンにクッションゴムと1ヒロ(約1・5メートル)のハリスのみで、コマセは不要。餌はユムシ虫か魚イソメが定番。

 親子で釣行の、伊達市・佐藤正弥さん(22=会社員)は「道糸が何度も出たので大きいとは思いましたが、上がったサイズを見てビックリです」と5キロのマダイを釣り上げ、父の正則さん(52=建設業)に「どうだ」のポーズ!

 それを正則さんは「いつも楽しくやるつもりなのですが、いつの間にか競い合っています。いきなりデカいのを釣られたけど、負けてはいられません」と2キロ、3キロとマダイを連発した。
 夜の岩船沖は潮も程よく流れてナギ模様。特大マアジと良型マダイの魚影が濃厚。競演は日付変更まで続いた。

 ▼当日マダイ狙いタックル 竿=がまかつ「シーファングマダイ 30―300」、ハリ=同「真鯛王ケイムラパール」12号、ハリス=ヤマトヨテグス「フロロハリス 5号」1・5メートル。

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