致命的な知名度 連載1年8カ月で23勝1敗でも…

[ 2021年7月6日 07:20 ]

こんな特大シーバスも釣った
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 【芸人が釣る!】吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之。本紙で連載を続けて知名度は上がったのか?悪天候で釣行がオジャンになったついで“これまで”を振り返る。「何で?」のギモンは氷解?

 「1年8カ月」…皆さんはこれが何を表す期間か分かりますか?子供が生まれてから1人で歩きだす期間?恋人が付き合ってから倦怠(けんたい)期に陥る期間?伊藤が相方に借金を返していない期間?違います。借金はもう2年程返していません。

 実はこの「芸人が釣る!」の連載が始まってからの期間です!
 1年8カ月。記事24本目。月1~2回の連載でも、気付けばなかなかの数です。

 この連載で、本命の魚が釣れなかったことはまだ1度だけです。23勝1敗。お蔵入りの釣行も1度もなしです。かなりの好成績です。

 ただしこんなにたくさんの記事を書いて、釣りで結果を出しているのに全く実感が湧きません。なぜか?ズバリ!反響がないからです!街で歩いてても、釣具店にいても、釣りをしてても、スポニチのTシャツを着てても、誰からも声を掛けられません。

 関東圏の皆さん、ちょいとシャイ過ぎやしませんか?こちとら、いつ声掛けられてもイイようにオリジナルステッカー持ち歩いてるんですよ?防水ですよ?クーラーに貼れますよ?

 実はこの「芸人が釣る!」以外にも、自分の釣りYouTube「イトーが釣る!」もあり、さらにはYouTube「原西フィッシング倶楽部」のカメラマン兼ディレクターとしても出演しているのです。

 それでも一切声を掛けられない。

 これを踏まえて考えると、「僕の知名度が著しく低いから」という理由しか見つかりません。結局は本業の芸人で売れて有名にならないと、釣り場でも声を掛けられないということが分かってしまいました。

 「お笑い好きの釣り人」ではなく「釣り好きの芸人」になるよう精進したいと思います。読者の皆さま、僕のこと見掛けたら気軽にお声掛けくださいませ!

 ステッカー差し上げますので!

 【芸人こぼれ話】大都会・東京で生き抜くためにゴミ収集のアルバイトをしています。ここではいろんな人間模様が見られます。

 先日、ゴミ回収会社の場内で真面目なFさんと(62)と一緒に作業していました。

 Fさんの手が滑り、粗大ゴミの本棚が少し場内の駐車してあった車に当たってしまいました。ほんの少し当たっただけですが、Fさんは真面目なので会社にも報告して何度も何度も頭を下げていました。

 自分の父くらいの年齢の人が、上司とは言え歳下の人に怒られてるところを見るのは気持ち良いものではありません。その後Fさんは「反省しないとね」と僕に言いトボトボ自分の持ち場に戻りました。 そんなけなげなFさんを気遣い休憩時間に話し掛けてみると、ラジオで趣味の競馬に耳を傾けていました。

 「よし1―2!勝った!」。うれしそうに笑うFさんを見て、僕も明るい気持ちになり「凄いですね!どーいう賭け方したんですか?」と聞いてみると「さっき当てた車のナンバー11―22だったろ?運命感じて1―2にしたよ!」。こいつ全然反省してへんやないか!

 ◆伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。よしもと若手の劇場、無限大ホール(東京・渋谷)で修業を積んでいる。

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