あっぱれマアジ100匹超 雨にも負けず納得の釣果に晴れやかな笑顔

[ 2021年7月2日 07:01 ]

多田さんに良型                              
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 【釣り日和】東京湾のマアジが釣れ続けている。お土産は確実でトップが“束”超の日も。周年、マアジを狙って出船している葛西橋・第二泉水に乗り込んだ。(笠原 然朗)
 
日本語には雨を表現する言葉が400種類以上あるという。最近は気候変動の影響か、突然の豪雨に驚くことが多い。「驟雨(しゅうう)」とも違う、熱帯地域のスコール。「ゲリラ豪雨」ではまるで情緒がない。

 第二泉水の小倉裕士船長が船を向けたのは横浜沖の20メートル。指示ダナは2メートルから。右舷ミヨシに陣取り、底から1メートル上げてコマセを振り、さらに1メートル上げて待つ。すかさず魚信が…の期待も当たりは遠い。良型のシロギスは釣れるが、焦る心に降るのは季節はずれの氷雨。斜め後ろで釣っていたのは渋谷区の多田翼さん(35=会社員)。釣り歴は20年。35センチ級の良型だ。

 「タナを守ってゆっくり誘いました」。80匹超の釣果を得て、晴れやかな笑顔だ。

 対岸の木更津方面に黒雲が湧く。雨のしま模様が不気味だ。
 「あと20分で降ってきますよ」。小倉船長のアナウンス通り、叩きつけるような雨が降りだした。帰ろうと思っていた人を引き留めるかのように降りだすのが「やらずの雨」。恋人同士なら色っぽいが、これは“釣れず”の雨。

 真後ろの席で100匹超えは船橋市の小柴雄二さん(47=会社員)。一荷を連発。「席がよかったのでしょうね」と謙遜するが、タチウオやシーバスも得意な釣りの達人。後で船長に聞いたのだが、釣り具店のスタッフだとか。納得の釣果だった。

 当たりは、降りだしてはやむ、を繰り返す「村雨」のよう。タナボケはしていなかったから、使っていたのは軟調子の竿で、コマセのまき方が不十分だったのが貧果の原因か?

 今年の梅雨明けはいつになるやら。

 ◆小倉裕二船長の秘技 餌は青イソメとイカの赤短。そのときによって食いに違いは出ますが、基本的にアジはコマセで釣ります。指示ダナが「2メートル」の場合、1メートル上げて、いったんコマセを振ってから、2メートルまで鋭く振りながら仕掛けをコマセの煙幕の中で同調させ当たりを待ちます。竿を大きくあおるのは禁物です。

 ◯…釣れたのは20センチ前後の中アジが主体。「南蛮漬け」にした。ウロコを落としてゼイゴを取り、はらわたとエラを出して唐揚げ粉にまぶす。二度揚げしてからパプリカ、さらしタマネギなどと米酢、だししょう油、三温糖を合わせたタレに漬けてできあがり。 
 
 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、葛西橋・第二泉水=(電)03(3645)2058。出船は午前7時。乗合料金9700円。女性は2割引き。中学生以下は半額。

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