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キス…キス…キス祭りだ~!! 116匹、5連ヒットも おじ様メロメロになっちゃった~  鳥取・弓ケ浜

[ 2021年6月9日 05:30 ]

キスの5連ヒット、手応えはズッシリ
Photo By 提供写真

 梅雨時期のジメジメモヤモヤした気分一掃にはスカッとした鮮烈な引きの味わえる〝海の女王〟キス釣りが最高だ!そこで、好釣り場がめじろ押しの山陰側でも特にファンが多いスポットである鳥取・弓ケ浜に5月下旬に釣行した。うまくキスの群れを捕らえて小気味よいアタリが連発。20~23センチの良型の猛アタックもあり、数釣りを堪能し116匹をゲットできた。6月の盛期に向けて開幕ダッシュに成功した。(スポニチAPC・松尾幸浩)

 弓ケ浜は鳥取県西端部に位置し、美保湾と中海を隔てた弓ケ浜半島の東側にある。約20キロに渡り、弓のように弧を描く海岸。美しい砂浜に松林が印象的な景観が広がっており、観光客にも人気のエリアだ。

 午前5時過ぎに北端にある美保湾展望駐車場に到着した。雨雲が去り、風も弱い梅雨の晴れ間で絶好のコンディション。広い浜も貸し切り状態なので密になる心配もなく、まずは実績場の航空誘導灯前に入る。仕掛けはキスが数釣れると予測して、キスバリが7本も付いた1投多魚方式。これなら一度に7匹も釣れ効率が良い。イシゴカイを刺し、はやる気持ちを抑えてフルスィング。気持ちよくグーンと沖まで飛んでくれる。仕掛けが着底すれば、ゆっくりとリールを巻いて誘っていく。

 前日の雨の影響で活性が低いのではと思ったが、すぐにブルン、ブルルンと竿先に小気味良いアタリが連発。「おーっ、いるよ」と、初アタリに感動してリーリングすると、クンクンと良型特有の引き味をみせ、波打ち際にパールピンクに輝くキスが上がって来た。それも活性が良過ぎてバナナ状態になってしまったが、20センチオーバーが3匹も混じり5連と最高のスタート。心が躍る瞬間が早くも訪れた。

 それからは朝マズメ時のモーニングサービスでバンバンとヒットする。中にはブルンブルン、ギューンと竿先を引ったくる良型の猛アタックもあり、23センチ級の太いサイズも登場。もうウハウハ状態でキスがどんどんクーラーにたまっていった。日が高くなると暑くなり、潮も引いて来たが、反対にポイントは近くなって20~30メートルぐらいでも当たって来る。これならビギナーでも十分アタリが楽しめるだろう。

 ただ、良型は姿を消し、15センチ前後の小型が主体になってしまった。また、仕掛けを止めるとガッチョ(テンコチ)が食い付くので仕掛けを絶えず動かすのがコツだ。そこで「キスは足で釣れ」の格言通りに、少しずつ移動し、幅広く探った。それが見事に的中、北側の深みで群れを見つけ「待ってました!」といわんばかりに活発なアタリがあり、レギュラーサイズの18~22センチが満艦飾でヒット。キス釣り場としてのポテンシャルの高さを実感。結局、昼前に残念ながらエサ切れで納竿したが、釣果は116匹と軽く三桁を突破。数釣りの醍醐(だいご)味を十分味わった。

 ○…今月中旬ごろから産卵のためにキスは浅場に接岸して来るので、手持ちザオでこまめに仕掛けを動かし誘うのが数釣りのコツ。根掛かりのほとんどない釣り場だけにいろいろと探り方を試すのも楽しい。アタリが止まれば移動して広範囲に探る。周辺には24時間営業の釣具店やコンビニもあり、近くには駐車場とトイレが設備している。

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