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狙え!夢のモンスターアオリイカ 1・35キロの良型ゲットに大満足 三重県南伊勢町・相賀浦漁港

[ 2021年6月2日 05:30 ]

1・3キロの大物アオリイカをゲット
Photo By 提供写真

 三重県南部では5月に入り沿岸部の水温も安定し、春のエギングシーズンが最盛期を迎えている。特にこの時期は産卵のため大型のアオリイカが浅瀬の藻場へと接岸し、1キロを超す立派な個体と出会える大チャンス。そんな夢の1匹を求めて、5月中旬の夕方、南伊勢町にある相賀浦漁港へと車を走らせた。(橋本 広基)

 ポイントに到着すると、海中には親イカの産卵場となるホンダワラなどの海藻がびっしりと生い茂り、餌となる小魚の姿も視認できた。小さな漁港ながら実績場。堤防はエギングをするルアーマンに加え、活きアジを餌としたヤエン釣りの方々も含めて非常ににぎわっている。すでに、朝から4、5匹のキロアップがキャッチされているとのことで、非常に期待できる状況だった。

 早速、3・5号のエギをセット。出来るだけ遠くまで投げることを意識し、ヤエン釣りの活きアジを見ていない、フレッシュな個体に狙いを絞る。着水後はカウントを数えながらエギを沈めていく。誘いのアクションは、藻場の上ギリギリを通すイメージでロッドをシャープにあおり、エギを3、4回跳ね上げる。藻場周辺に集まるデカイカに対し、より距離を詰めてアピールする作戦だ。

 開始から1時間、沈黙を破るその時は突然訪れた。辺りはすっかり暗くなり、ラインが視認しにくい状況も、ロッドの穂先が「スッ」と持って行かれる感触が手元に伝わった。瞬発的に大きくアワセを入れ、ドスンッという重量感とともに、静寂の中をリールドラグが滑るジィーッという音が響き渡った。

 ロッドは大きく弧を描き、ジィーッ、ジィーッとアオリイカ特有のジェット噴射を堪能。十分にファイトを楽しむと、海面には立派な肉厚の茶色い姿が浮かびあがった。最後までブシューーと元気に墨を吐いてキャッチした個体は1・35キロのグットサイズ。この時期らしい良型と出会うことができ、2時間ほどで大満足の納竿とした。

 今後はまだまだ好調な状況が期待でき、下旬の釣行では釣友がエギングで1キロアップをキャッチ。ヤエン釣りでは3キロ近い個体も上がっており、好調な状況が現在もキープされている。モンスターアオリイカとの出会いは今が大チャンスだ。

 【相賀浦漁港へのアクセス】伊勢自動車道・玉城IC下車→県道169号から県道22号に入り南下→国道260号線を左折。

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