ホンマに激レア ホンマス47センチ レイクトラウト100匹分価値 栃木・中禅寺湖

[ 2021年5月30日 06:17 ]

ホンマスを釣り上げた清水さん(右)とランディンングを手伝った筆者
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 【奥山文弥の釣遊録】栃木県中禅寺湖のトラウトがプライムタイムを迎えています。民宿おかじんからボートゲームに出た“ゴッド”こと岩沢友幸さんが16匹釣ったとの情報が入り出掛けました。

 初日は中禅寺湖初挑戦の末田雅己さんと「サケマス・イワナのわかる本」(山と渓谷社)の共著者で北里大学名誉教授の井田齋さんと3人で早朝4時に出港。井田さんは魚の測定です。雨が降っていましたが気になりません。昨年を除く毎年この時季は最初の一投目でヒットすることが多いからです。まだ暗いのでド派手なピンクと白のフライをつけて流しましたが、ノーヒット。これはおかしいと思っていたら状況はさらに悪く、最初の一匹を釣ったのは2時間後の6時でした。

 翌日は7人で岸釣り。最初にヒットしたのは中禅寺湖初挑戦の下畑健一郎さんでした。彼はヤマゲフライでした。そして次は奥山塾非常勤講師のベテラン吉冨健志さんにヒット。吉冨さんは「インターミディエイト」というゆっくり沈むラインを使っていました。

 朝マズメが一段落した午前7時には昨日もご一緒した末田さんにヒット、彼も中禅寺湖岸釣り初フィッシュでした。みんなが遠投用ダブルハンドのロッドを使っている中で彼だけがシングルハンド。お見事でした。

 この日の天気は晴れたり雨が降ったりで非常に不安定。5月末にしては寒かったので度々コーヒーブレーク。そんな時に1人雨の中ロッドを振り続けた清水理人さんにヒット。いったんネットに収まり、「やった!」と思ったら、飛び出して再びファイト。ニジマスかと思って私が再びネットイン。それは激レアのホンマス(中禅寺湖サクラマス)47センチでした。

 東日本大震災に伴う福島第1原発事故以来、昨年まで持ち帰り禁止だった魚の中で、すでにヒメマスは解禁し、今年からニジマスとホンマスが解禁になったのでこの魚はキープしました。食べるためです。

 吉冨さんによればホンマスの希少価値はレイクトラウト100匹分に匹敵するそうです。

 清水さんは超遠投用に10番を振っていたのでみんなよりもちょっと先へフライを投げ込んだからでしょうか?

 しかしその後は誰にも掛からず昼をすぎると周辺の釣り人も1人、2人と減っていきました。諦めか場所移動でしょうか?
 私たちは回遊待ちで粘ることにしました。「寒いので午後6時にはやめようね」と。

 午後3時ごろまた下畑さんにヒットしました。4匹目です。初挑戦なのにこんなにヒットするなんて、何かをつかんでいますね。
 そろそろ夕マズメを迎えようとする頃、小林さんにビッグヒットがありました。吉冨さんのネットに収まったのはこの日最大の63センチのレイクでした。

 さらに5時半を回った頃、三上さんにもヒット。ついに釣れていないのはいつもの奥山だけという状況になってしまいました。
 そこで「レイクの釣り方教えてください!」と素直に三上さんにどれぐらいフライを沈め、どういうリズムで引き、フライは何かを尋ねました。待っている皆さんには最高のジョークだったと笑われましたが、フライを三上さんが釣ったものと同じウエットフライタイプのヤマゲに変えティペットもFCスナイパーの5ポンドに落として2投目。ズン、と強い当たりが来ました。

 無事ランディング。終了10分前でした。先にヒットした三上さんとツーショットで写真を撮っていただきました。彼の魚は56センチ。私の魚はこの日最小の46センチでした。

 トローリングもフライも、ボートキャスティングもこれから最盛期に突入です。手漕ぎボートも釣れています。船舶免許がない方もぜひチャレンジしてください。(東京海洋大学客員教授)

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、中禅寺湖・民宿おかじん=(電)0288(55)0410。

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